1998年に施行された現行のバイオサイド指令98/8/EC (以下、BPD) に替わり、本年9月1日より「バイオサイド製品規則 (Regulation (EU) 528/2012) 」がEUで施行されます。 バイオサイド製品規則 (BPR) は、これまでのバイオサイド指令 (BPD) と同様に消毒剤、保存剤、缶内保存剤、木材防腐剤などの保存剤、殺鼠剤、殺虫剤などの有害生物抑制剤、防汚剤等といったバイオサイド製品に加え、バイオサイド製品で処理をした成形品 (処理成形品:treated article) をも新たな規制対象としていることが大きな特徴です。これによって、今まで規制対象外であった製品メーカーもBPRの遵守が求めらることになります。 BPRは2013年9月1日から施行される一方、最終的なガイダンスはまだ一般に公開されておらず、関連する業界からは、何が処理成形品に該当するのか、どのような場合にラベルが必要になるか、ラベルの義務はいつから適用開始となるか、というような実務的な対応方法に関する情報の入手が難しいのが現状です。 こうした状況に鑑み、本セミナーでは、BPRの処理成形品に対する義務を理解し、対応するための最新の情報を解説致します。