戦略的技術マネジメントとマーケティング

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本セミナーでは、技術マネジメントという考え方を理解すると同時に、その中核的活動である市場起点の発想と、そのためのマーケティング活動のあり方などについて、基本的な考え方から実践的な進め方までを解説いたします。

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プログラム

経済のグローバル化の進展と技術の流動性の高まりの影響を受けて、日本企業は苦労しています。この原因を6重苦というような外部経営環境に求める声が強くありますが、この発想では円安などの進展を受けて一時的に回復したように見えても本質的な競争力の強化にはなら図再生はありえません。日本企業は高度成長時代に有効であった発想を払拭し、グローバルスタンダードを意識した経営に舵を切ることです。  再生の方向性は、技術の効果的な活用による真の付加価値追求ですが、そのためには旧態依然とした「研究開発マネジメント」から世界の潮流である「技術マネジメント」という視点で価値創造を実現する技術への取り組みに転換することです。  最大の違いは、自社技術の強み/自社技術の活用といった技術シーズベースの発想を市場起点の発想に切り替えることです。テーマの発案、正しいロードマップの活用、などすべての開発活動において市場を基点として考えること、すなわちマーケティング活動が研究開発活動において鍵を握っているのです。  既に「戦略技術」は良いものを作る「実現技術」ではなく、市場の課題を製品仕様に具体化する「商品化技術」に移っています。  本コースにおいては、グローバルスタンダードとなっている「技術マネジメント」という考え方を理解すると同時に、その中核的活動である市場起点の発想と、そのためのマーケティング活動のあり方などについて、基本的な考え方から実践的な進め方までを修得することを目指します。  なお本コースは、開発技術者としての経験をベースに長年経営コンサルタントとして多くの企業に対してこの技術マネジメントに関するコンサルティングを手がけ、この分野に豊富な経験を有している、「第5世代のテクノロジーマネジメント」の著者である古田健二氏が担当いたします。

  1. 経営に貢献する研究開発活動のあり方
    1. 日本企業の現状
    2. 日本企業再生の方向性とイノベーション
    3. イノベーションを起こす技術のマネジメント=テクノロジーマネジメント
    4. テクノロジーマネジメントの全体像
    5. 新しい価値観とそれへの対応
    6. オープンイノベーション
  2. 経営戦略/事業戦略と技術戦略の整合性の実現
    1. 経営戦略/事業戦略と技術戦略
      1. 事業の定義
      2. 事業と技術
      3. 開発活動におけるビジネスモデル検討の重要性
    2. 戦略技術とその変化
      1. 競争優位と技術
      2. 商品化技術の重要性
      3. 研究開発活動における市場の重要性
    3. 技術戦略
      1. 技術戦略の考え方
      2. プラットホーム技術とコア技術
    4. ロードマップ
      1. 市場起点発想のロードマップの意味と重要性
      2. ロードマップの作成法
      3. ロードマップ
  3. 価値創造を志向する研究開発テーママネジメント
    1. 研究開発テーママネジメント手法
    2. 研究開発テーマ発想の考え方=市場起点の発想の重要性
    3. 価値創造型事業につながる研究開発テーママネジメント=ステージゲート法
    4. ステージゲート法とその効果的運用
  4. 研究開発活動におけるマーケティング活動
    1. 研究開発活動とマーケティング
    2. マーケティング機能の強化へ向けて
    3. ユーザーニーズとマーケットニーズ
    4. 研究開発活動におけるマーケティング活動モデル
    5. 研究開発活動におけるマーケティング活動の担当組織
    6. 研究開発活動におけるマーケティング機能の強化へ向けての施策
      1. 研究者・技術者の行動様式の変化へ向けて
      2. 特許の活用
      3. 組織的対応

会場

タイム24ビル
135-8073 東京都 江東区 青海2丁目4-32
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