潜熱蓄熱の基礎と材料物性制御および今後の課題

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本セミナーでは、基礎適事項から蓄熱技術を考え、伝熱工学の基礎知識、応用、技術の新展開について、実験・計算結果を交えながら事例紹介及び解説いたします。

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プログラム

電力のみならずエネルギー全般の需要と供給のバランスが国全体の問題としてクローズアップされている。エネルギーを扱う技術者としてこの重大な問題に取り組む時、省エネルギーあるいはエネルギーの有効利用は避けて通れない。  蓄熱技術は身近な材料を用いて熱エネルギーを蓄積し、その蓄積エネルギーを時間的にあるいは空間的にシフトして利用するものである。  しかし、蓄熱・放熱といったプロセスが必然的に含まれるため、その効率は低くならざるを得ない。そのため、近年の冷凍機の飛躍的なCOPの向上などによって、その利用率はあまり伸びていなかった。  しかし、高効率の冷凍機を用いても電力需要のピークが存在するのは当然であり、夜間の余剰電力をシフトして利用することは全体的なエネルギー使用量を抑える効果があることに変わりはないものと思われる。  そこで、氷の利用を中心として蓄熱技術を再検討するため、基礎適事項から蓄熱技術を考え、伝熱工学の基礎知識、応用、技術の新展開について、実験・計算結果を交えながら事例紹介及び解説します。

  1. 潜熱蓄熱の基礎
    1. 潜熱蓄熱の位置づけとその概要
    2. 潜熱蓄熱方法の分類
    3. 潜熱蓄熱材の種類とその特徴
    4. 氷蓄熱
    5. 吸着・脱着による蓄熱
  2. 伝熱工学から考える蓄熱特性の考察
    1. 伝熱の基礎
    2. 熱物性と蓄熱特性
    3. 実験による蓄熱特性の考察
    4. 数値計算モデルによる蓄熱特性の考察
  3. 潜熱蓄熱システムの具体例の紹介
    1. 既存潜熱蓄熱システムの特徴
    2. これからの潜熱蓄熱システムの新展開とその問題点

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)
136-0071 東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

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