医薬品開発においては、スピードに加えて品質にも配慮しながら業務を実施しなければならない。治験におけるQC業務には、開発のスピードを落とすことなく品質の維持・向上への寄与が求められているにも拘わらず、明確なPolicyがない、担当者の教育が十分に行われていない、業務が多岐にわたる、リソースが十分に確保されていない等の種々の問題を抱えていることが多い。 そこで、スピード、業務範囲、品質の維持・向上、業務の均質化・効率化、オーバークオリティ等、様々な課題に対するQC業務について一部演習を交えながら考察を行いたい。 また、GCP適合性調査での指摘事項の傾向から、QC業務実施時のポイントを紹介し、業務の均質化・効率化やオーバークオリティと言われない品質管理についても考察を行いたい。