申請資料、報告書記載における臨床検査データ変動の意味・表現と異常値の考察方法

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

開催予定

プログラム

メディカルライティングでは、正確な疾患名や病態の表現方法がある。中でも臨床検査データは客観的であるが故、さらに科学的な表現が必須となる。検査値の変動について「上がった」「下がった」と言うこと自体は正しいのだが、それが何に基づいて出現している現象かを理解せずに記載すると、細かなニュアンスの点で齟齬が生じる可能性がある。  また、取材や座談会、臨床医との面談の際にしばしば登場する「生理的変動の範囲」「一過性の現象」「個人差・日内変動」の用語には曖昧さが残っており、公的書類を作成する際に迷いが生じる。  以上の点から、まず検査値変動のメカニズムを第一に、すなわち

を理解せねばならない。  第二に、用語の問題に関わる事項である。BUNやAST (GOT) で代表されるように、中等度の変動は、腎臓や肝臓の病変が無くとも出現する。純然たる生理的変動とはいえないが、その変動要因を想定した上での報告書作成が望ましい。治験ではすべての異常データがピックアップされ、理論的な説明が求められる。  本研修では、異常値発生のメカニズムと、異常値を見た際の考察方法について学ぶ。

  1. 検査値変動が意味すること。総論
  2. 検体採取から検査にいたるまでの人為的異常値。生理的変動を含む。
  3. 「生理的変動の範囲」「一過性の現象」「個人差・日内変動」表現についての考察
  4. BUN中等度高値の意味すること。
  5. AST,ALT,LDH中等度高値の考察
  6. 症例検討

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

複数名同時受講の割引特典について