(2013年7月29日 11:00〜12:10)
日本ガイシ (株) セラミックス事業本部 技術統括部 設計部 主任 中谷 隆彦 氏
世界各極での自動車排出ガス規制 (NOx、CO2、PM等) が強化されており、エンジン側の改良だけでの対応は困難なレベルになってきている。 特に今後導入予定であるPM個数規制に対応するためには、ディーゼル車のみでなく、直噴ガソリン車 (GDI) にも後処理装置を搭載する必要性が議論されている。 本講演ではディーゼル、および直噴ガソリン車向けセラミックス製フィルターによる排ガスのクリーン化技術について紹介する。
(2013年7月29日 13:00〜14:40)
名古屋大学 大学院工学研究科 物質制御工学専攻 教授 薩摩 篤 氏
近年、ガソリン自動車の燃費向上に伴い排気ガス温度が低下する傾向があり、より低温で浄化活性を示す自動車三元触媒が求められている。また、希少金属の省資源化の要求も高く、金属微粒子の再分散による自己再生機能を持った触媒も普及している。 本公演では低温活性向上と自己再生機能の鍵となる金属-担体間の相互作用について解説する。
(2013年7月29日 14:50〜16:30)
名古屋工業大学 先進セラミックス研究センター 准教授 羽田 政明 氏
白金族金属は自動車排ガス浄化触媒における必須成分であるが、世界的に需要が増加しており、その使用量低減化技術の開発が望まれている。 本講演では、演者らが現在取り組んでいる大型ディーゼル車排ガス浄化触媒における白金族低減化技術の研究成果を中心に紹介する。また排ガス浄化触媒のキャラクタリゼーションとして分散度評価手法や反応解析手法の動向も紹介する。