グローバル要求を踏まえたCTD-Q (品質) 申請の設定根拠と妥当性
(2013年07月24日 10:30~16:30)
中外製薬 (株) 品質保証部 治験薬品質グループ 副部長 伊東 雅夫 氏
CTD申請に必要とされる「規格及び試験方法」の設定の妥当性、「分析法バリデーション」のポイント並びに有効期間の設定根拠となる「安定性」について解説する。
また、品質管理のポイント (変更管理、逸脱対応、技術移転) についても当局査察のポイントを交えて解説する。
- 申請要件
- 試験法の設定要件
- 試験法の設定の考え方
- 定量法と限度試験
- システム適合性について
- 規格設定の要件
- 規格とは
- ガイドラインに基づいた報告義務の理解と規格設定方法
- 開発期間中の治験薬の規格設定
- 分析法バリデーションのまとめ方
- バリデーションの目的
- 項目毎のまとめ方 (実施例とポイント)
- 特異性、直線性と範囲、検出限界と定量限界、精度と真度
- 提示が義務付けられている項目と審査されるポイント
- 有効期間の設定と安定性試験のまとめ方
- ガイドラインとGMPの要件
- 含有量に基づく有効期間の推定
- 不純物生成量に基づく有効期間の推定
- 出荷のための判定基準と有効期間を考慮した判定基準
- 有効期間 (リテスト期間) の延長
- 品質管理のポイント (リスク管理の重要性)
- GMP査察と試験検査室管理
- 変更管理、逸脱管理での問題点
- 変更時の同等性の評価とは
- 試験法の変更時の注意点
- 査察で指摘される逸脱管理 (OOSの取り扱い)
- 技術移転のポイントと外部試験機関の利用
- 査察のポイントから
- ICH-Q9とQ10の観点から
3極要求相違をふまえたCMC/CTD申請資料の必須記載情報と照会事例/対応
第1部 品質関連試験の信頼性確保と生データ・根拠資料 ~承認申請資料作成と信頼性保証のポイント
(2013年8月27日 10:30〜13:00)
(株) IDEC 織部 秀樹 氏 [元外資系製薬企業 CMC担当]
- PMDAによる適合性書面調査
- 実験データの取り扱い
- データの保証
- 実験者と責任者
- 最終報告書の作成
- 報告書の内容と生データとの関係
- ファイリング
- 海外データの確認方法
- 添付資料の作成
- CTD作成における留意点
- 信頼性保証への留意点
- 資料保管への助言
第2部 3極の要求違いをふまえたCTD-Q記載と照会事項対応
(2013年8月27日 13:50〜16:20)
元 外資系大手製薬会社 研究開発本部 江森 健二 氏
グローバル開発に伴い、外国で作成された資料を利用しての申請が増加しているが、外国のCTD-M3からモジュール2.3及び申請書を起案する場合、規制の違いから対応に苦慮することがある。
本セミナーでは、具体例に基づいて外国資料からモジュール2.3及び申請書を起こす場合の留意点/ノウハウを解説する。また、事前に参加者から質問を寄せて頂き、それにお答えすると共に議論の場としたい。
- 申請書記載についてのノウハウ
- 新薬申請と後発品申請
- 承認申請とMF登録
- 新規添加剤、プレミックスの取り扱い
- ICH Q8/Q9/Q10ガイドラインの対応
- 最近の照会事例及びその対応ポイント
- 製造方法欄
- 一変事項及び届出事項の設定
- 原薬製造方法が1工程の場合の対応
- 目標値/設定値
- 規格及び試験方法欄
- 外国薬局方品の取り扱い
- USP/EP準拠で日局の試験方法と異なる
- 市販後の受入れ
- 規格値の設定の考え方
- 標準物質の考え方
- システム適合性試験の相違等