「最近の我が社では,技術者・研究者の日本語力の低下に連動して,研究開発力の低落が著しい」。全国85カ所で実施した「技術者・研究者のための『日本語力』授業」で,企業の研究開発部長と教育担当者の大多数がこのような嘆き節を吐露されています。
実際,企業の技術者・研究者の作成した文章には,常用漢字とひらがな書きの表記違反など基本的な文章作成ルールの問題でつまずいているものが大半です。その結果,「技術文章」と「報告書・論文」に通読困難で論旨不透明な文章が羅列されるため,上司に業績成果を認知させるのが不可能となるのです。当然,成果が理解されないかぎり,業績のさらなる発展も期待できません。
本セミナーでは,若手から中堅の技術者・研究者ならびに教育担当者を対象に技術文章と報告書・論文の作成法,ならびにプレゼン資料とプレゼンテクニックまでを解説し,さらに厳選された演習課題に取り組むことで,上司を説得できる報告書・論文・プレゼン資料の正確で分かりやすい書き方を伝授いたします。
- 技術者・研究者のための正確で分かりやすい「日本語力」特訓講座
- 企業の技術者・研究者に要求される日本語力
- 日本語力が欠落すると技術者・研究者はどうなるのか?
- 典型的な間違い文章
- 日本語力に対する意識改革の断行が不可欠
- 正確で分かりやすい文章作成の初級編
- 段落冒頭は空けているか?
- 誤字を書くと恥をかく
- 読点は「、」「,」のどちらを使うべきか?
- 同じ発音だが意味が異なる単語
- 「検討した上で」,「~と言う意味だ」は間違いだ
- 「~です。~します」は技術文章では書かない
- 正確で分かりやすい文章作成の中級編
- 「並びに」の表記は正しいか?
- 常用漢字以外の漢字は書いてよいのか?
- 氏名の表記「濱野」は常用漢字の「浜野」と書くべきか?
- エネルギーの長音符号「ー」は省略できるか?
- 「1つ,2つ…」か,「一つ,二つ…」か?
- 正確で分かりやすい文章作成の上級編
- 接続詞で文章の流れを制御せよ
- 文末表現を豊かにすると文章が分かりやすくなる
- 図番はどこに書くべきか?
- 同じ単語を近い箇所に書いてはいけない
- 思わず書いてしまう悪文例
- 報告書・論文に掲載する図面のエクセレント化
- 図の種類と作成手順
- 分かりやすく説得力をもたせた図面の作成方法
- ハイレベルな装置図の書き方
- 上司を説得できる報告書・論文の構成とその執筆法
- 企業での報告書・論文の章構成
- 報告書・論文の執筆法
- 研究開発技術の独創性と新規性
- 特許
- 製品化の可能性
- 上司を説得できるプレゼン技術とプレゼン資料の作成法
- プレゼン技術の基礎から応用まで
- 原稿は読むべきか
- プレゼンの演技
- 質疑応答の要領
- 上司を説得できるプレゼン資料の作成法
- 文章作成とプレゼンの演習
- 1分プレゼン原稿を作成しよう
- 原稿のチェック
- 原稿のエクセレント化
- プレゼン練習
- 講義のまとめと継続学習の方法
~日本語力の向上で業績アップが約束される~