<コーディネーター>グローバル&チャイナビジネスコンサルタント 代表
平沢 健一 (ひらさわ けんいち) 氏
日本が「アジアで稼ぐ」には、アセアン、中国、インドを知りぬいてそのビジネスを加速させなくてはなりません。欧米の退潮が進み始めている中、アセアンと地勢的に繋がる中国が新体制で挽回をはかろうとし、インドも国境を接してアセアンに忍び寄ってきています。韓国も質で世界一宣言をし、アセアンや中国、インドに猛然と入ってきました。米国や欧州のアジアシフトも本格化しています。 日本は一刻も猶予できません。成長が続くアセアンマーケットと中国、インドを今こそしっかり比較・学習し、販売・利益回収モデルを構築することこそ多くの企業の戦略的かつ喫緊の課題です。
味の素株式会社 前常務執行役員 中国事業本部長
立命館大学 客員教授
前田 宏一 (まえだ こういち) 氏
24,000社の日本企業が進出している中国は日中騒動に揺れています。しかし中国の重要性は変わりません。2020年には米国を抜き中間層消費で世界一になることが予想されるほか、難しい中国ビジネス・販売で確り成功を勝ち取り中国人を幹部に育成している日本企業も増えてきました。 味の素はグローバルカンパニーの典型ですが、特にアジアで圧倒的な存在感を示しています。中国、シンガポール、ベトナム、ブラジルと発展途上国で苦労を重ねてビジネスを成功に導き現地人を育ててきた前田氏に、今後の日中関係、両国ビジネスの実相と課題、解決策について伺います。
(2013年11月28日 15:05〜17:00)
日本経済新聞社 編集局 産業部兼アジア部 編集委員
後藤 康浩 (ごとう やすひろ) 氏
現在、日経新聞社編集委員で健筆をふるう傍ら、テレビ東京『未来世紀ジパング』、BSジャパンの『アジアの風』の番組ナビゲーターを務めている後藤氏は、中近東のバーレーン、ロンドン、中国駐在経験と世界67ヵ国に入り込んで現場取材を続けてきた国際派の論客です。 出版された著書「アジア力」が高い評価を受け、アジアの経済産業が専門で取り分け製造業や物づくりのテーマが得意とする同氏にアセアン、インド、中国、韓国などアジア展開の視点と知恵を伝授して頂きます。