就航船のためのバラスト水処理装置開発と設置

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プログラム

第1部 バラスト水処理装置の概要と開発最新動向

(2013年5月30日 13:30〜15:00)

 外来水生生物の移動を規制する世界初の強制規制である「バラスト水管理条約」の発効が近づいてきている。規制の中心は、船舶への搭載が義務付けられるバラスト水処理装置を用いたバラスト水管理である。本セミナーでは、バラスト水管理条約、型式承認に係るガイドラインでバラスト水処理装置に要求される内容等を理解して頂いた後、現在、型式承認されている処理装置と開発の最新動向を説明する。

  1. バラスト水管理条約が要求する内容
    1. バラスト水管理条約における規制内容
    2. 型式承認に係るガイドライン (G8、G9) でバラスト水処理装置に要求されている内容
    3. 米国の動向
  2. 国内外で型式承認されたバラスト水処理装置の特徴
    1. バラスト水処理装置の分類
    2. 分類ごとの特徴と開発動向

第2部 バラスト水処理装置 就航船設置の課題と実際

(2013年5月30日 15:10〜16:40)

 2004年にIMOにて採択されたバラスト水管理条約は,未だ発効には至っていないものの,近々発効条件を満たすと予測されている。一方で,就航船へのバラスト水処理装置搭載は世界的に進んでおらず,条約が発効した際には,処理装置の搭載を至急実施しなければならなくなる船舶が発生する。  日本海事協会では処理装置搭載時に予想される問題点の調査を実施してきたが,これについて就航船への装置搭載に関連する条約の最新状況及びIMOの動向と合わせて説明する。

  1. バラスト水管理条約の現状とIMOの動向
    1. 現在の批准状況と適用期日
    2. 処理装置の搭載状況と問題点
    3. 適用期日の変更
  2. バラスト水排出に関する地域規制
    1. 米国水域における規制
    2. その他の地域における規制
  3. 就航船への搭載
    1. 事前検討項目
    2. 処理装置の選択
    3. 搭載工事と船級検査
    4. 搭載に関する問題点
  4. 日本海事協会の取り組み
    1. ガイドラインと承認・鑑定
    2. コンサルタントサービス
    3. 就航船搭載に関する試設計例
  5. まとめ

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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