(2013年5月24日 13:00〜14:30)
神谷 有弘 氏
自動車の電子化・伝導化が進んでいる。そこで、アクチュエータ駆動のためのパワーデバイスが増加している。車両燃費向上のために、車載電子部品は小型軽量化が求められている。そのために、発熱密度が上がり放熱・耐熱技術がパワーデバイスのみならず、一般電子製品においても重要である。広く事例を交えながら製品実現を支える材料が必要とする特性について紹介する。
(2013年5月24日 14:45〜16:15)
門脇 一則 氏
インバータ制御における直-交変換の過程で出力される矩形波パルス電圧の波頭や波尾には,インパルス状の急峻な電圧 (通称インバータサージ) が重畳され易い。このサージがインバータ駆動モータやパワーモジュールに繰り返し侵入すると,絶縁劣化が加速される。 本講座は,電気絶縁材料の専門家による耐インバータサージ絶縁材料の設計と評価に関するセミナーである。高放熱絶縁シートを設計する上で必要な,誘電体工学や高電圧工学に関する基礎知識と,耐インバータサージ性能の評価方法についての最新の知識を提供することが本セミナーの目的である。前半では,インバータサージの発生機構とサージの繰り返し印加による絶縁劣化機構について概説する。後半では,繰り返しインパルスによる絶縁劣化に対する評価方法と最近の研究成果を紹介する。