病院における人事制度構築の具体的方法とその運用

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厚生労働省の「2012年度病院経営管理指標」によると、病院の人件費比率は、比較的比率の低い一般病院ですら、医療法人の病院で54.3%、自治体病院で62.4%という数字が公表されています。  また、2012年度の診療報酬改定では、前回に引き続き、勤務医負担軽減として、チーム医療の促進が挙げられ、その施設基準の中には、チームを構成する医療専門職に所定の研修修了等を求める傾向にあります。すなわち、病院は、労働集約型産業であり、さらには、人材集約型産業と言っても過言ではありません。  このような産業であるからこそ、そこで働く人々の能力や意欲が組織の発展に大きく影響することは間違いありません。医業収入の半分を超える人件費を上手に使いながら、職員の意欲を十分引き出すために、さらには、職員との信頼関係を築くためにも、人事考課制度や賃金制度を整備する必要があります。  今回は、病院や大規模クリニック、介護施設等で運用しやすいシンプルな等級制度・人事考課制度・賃金制度について解説し、具体的な導入事例を数多く提供しながら、理解を深めていただきます。

  1. 病院経営の現状と人事制度
    1. 病院経営の現状と課題
    2. 2012年度診療報酬改定と人材政策
    3. 病院人事制度の全体像
  2. 病院の等級基準と人事考課のあるべき姿
    1. 病院に適した等級基準 (病院版ハイブリッド等級制度)
    2. 昇格・昇進基準の明確化
    3. 病院における複線型昇進制度の意義
    4. 能力育成としてのクリニカルラダー
    5. 人事考課の方法 (能力考課かプロセス考課か)
    6. 人事考課制度としての目標管理と人材育成
    7. 人事考課の留意事項と考課者訓練
  3. 病院の賃金制度のあるべき姿
    1. 病院の賃金表で見られる課題
    2. 地域による賃金格差の把握
    3. 賃金表の作り方 (サラリースケールと賃金表の作成)
    4. 昇格メリットの明確な賃金表
    5. 病院における生活能力給 (年齢給) のあり方
    6. 賃金移行の具体的方法と注意すべきこと
    7. 賞与支給のあるべき姿
    8. 管理職の賃金制度 (年俸制)
  4. 医師に適した人事の仕組み
    1. 医師にはシンプルな役割等級制度
    2. 医師の人事考課の方法 (プロセス考課と業績考課)
    3. 診療科別目標管理とマネジメント
    4. 医師の賃金水準と最近の傾向
    5. 医師の賃金制度 (年俸制で注意すべきこと)
  5. 質疑応答

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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