(2013年4月26日 10:00〜11:15)
講師未定
国際エネルギー機関 (IEA) は2011年6月、世界の天然ガス需要は2035年に08年比で62%も増加すると予測した。 それを支えるのがシェールガスに代表される非在来型天然ガスだ。天然ガスの可採年数は在来型ガスをベースとした60年から、少なくとも160年を超えよう。本講演では、メタンハイドレートについてもふれる。
(2013年4月26日 11:25〜12:15)
アジアLNGハブ (株) 取締役社長
蝦名 雅章 (えびな まさあき) 氏
アジアでは相対取引を基本とした原油価格リンクで調達が行われている。 本講演では、アジアにも英国TSO (Transmission System Operator) と同様のマーケットのシステムオペレーターを設立しNBPなどの市場価格に連動したスポットマーケットを導入するための方法を提案する。
(2013年4月26日 13:00〜14:10)
一橋大学大学院 商学研究科 教授
橘川 武郎 (きっかわ たけお) 氏
東京電力・福島第一原子力発電所の事故後、わが国のエネルギー政策が全面的に見直されるなかで、天然ガスシフトは避けられない流れとなっている。 本講演では、LNGの低廉かつ安定的な調達策に焦点を合わせ、天然ガスシフトを実現するための条件について検証する。
(2013年4月26日 14:20〜15:20)
東京電力 (株) 燃料部長
小泉 俊彰 (こいずみ としあき) 氏
一民間企業としては世界最大のLNGバイヤーである東京電力。そのボリュームはおよそ2500万トン/年にもなる。東電の一挙手一投足に業界が注目するなか、カンパニー制度、燃料価格引き下げ、北米ガス調達…といった課題に対してどのように取り組み、克服しようと考えているのか。最新動向を紹介する。
(2013年4月26日 15:30〜16:30)
(公財) 世界平和研究所 主任研究員
藤 和彦 (ふじ かずひこ) 氏
天然ガス価格引き下げのためには、パイプライン方式による供給を実現することが不可欠だ。サハリンの天然ガスは、首都圏との距離が1400キロ弱に過ぎなく、パイプラインで供給するのが国際常識。日露間でパイプラインを敷設できれば、旧ソ連~西欧間の例に倣い、東アジア地域の安定にも資する。