「ビッグデータ」という言葉が世間を賑わしている。IT機器の発達により、世の中には膨大な量のデータ (「ビッグデータ」) が日々発生し続けているが、そのデータを収集・解析することにより、一見乱雑で意味のないデータから有意なデータを取り出し、ビジネスに活かそうという動きが活発となってきたからだ。
しかしこのビッグデータの利用には、同時に、法律上の問題を生じる可能性が常に付きまとう。ビッグデータ利用に法律の壁が立ちはだかることは避けられないのか。これを避ける方策はあるのか。
本セミナーでは、特にビッグデータの利用と著作権法・個人情報保護法上の問題について、具体的事例に基づいて解説する。
- 「ビッグデータ」とは何か
- ビッグデータのビジネス利用の具体例
- 携帯からの情報収集
- インターネットでのターゲティング広告
- インターネットのソーシャルメディア解析
- スマートグリッド
- ビッグデータ利用に伴う著作権法上の問題
- インターネット・ソーシャルメディア分析型ビジネスが著作権侵害?
- データに所有権はあるのか
- ネット掲示板の書き込みは誰のもの?
- データの解析結果は著作権で保護されるか
- ビッグデータ利用に伴う個人情報保護法の問題
- 端末IDは「個人情報」なのか?
- 買物履歴の収集は違法情報か
- 来店者の顔面認識は許されないのか
- センシティブデータの取り扱い
- 諸外国における規制
- ビッグデータ+クラウド
- 質疑応答