多チャンネル放送の実情と課題、未来展望

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2012年の地上デジタル放送の完全デジタル化や新BS放送のサービス開始などを経た後も、総務省などを中心に、スマートTVや4K/8K放送の導入論議が活発化するなど、多チャンネル放送を取り巻く環境は、引き続き活発な動きを見せている。そのような中でメディア事業者は、どの様に多チャンネル放送市場のなかを生き抜いていくべきか?  本講演会では、2008年秋の設立から5年目を迎えた多チャンネル放送研究所が、2012年度に実施した2つの大きな調査をもとに、その課題と可能性を探りたい。  今回の報告の基礎資料となる2つの調査のうち、1つ目は衛星放送協会加盟会員社を対象に、多チャンネル放送市場の実態と衛星放送事業の現状に関する第4回目の実態調査である。この調査は、多チャンネル放送事業者についての基礎的な資料を整備する目的で、多チャンネル放送研究所が設立以来、継続的に実施しているものである。  もう1つは、多チャンネル放送に関する視聴者調査で、本年度は、特に団塊ジュニアと多チャンネル放送という視点でグループインタビューと定量調査を実施。過去2回の調査を踏まえ、多チャンネル放送の視聴実態に立体的に迫った。  以上の2つの調査結果を踏まえつつ、多チャンネル放送事業において先進的な取り組みなどを行っている事業者やケーブル事業者に対して、ヒアリング調査の結果も含めて、多チャンネル放送を含むテレビメディア全体の現状と将来についての多チャンネル放送研究所の分析結果の一端を報告する。

開会のご挨拶

(2013年4月8日 14:00〜14:05)

一般社団法人衛星放送協会 事務局長 高橋 淳二 氏

1. 市場予測

(2013年4月8日 14:05〜14:30)

多チャンネル放送研究所 研究員
(株) 衛星劇場 経営企画室 室長
笹島 光晴 (ささじま みつはる) 氏

  1. 多チャンネル放送市場の実情
    • 2012年多チャンネル放送実態調査をもとに、実際の多チャンネル放送加入者の現状に迫る
  2. 多チャンネル市場の現状と今後の動向
    • ケーブル、スカパー、IPTVなど、多チャンネル放送事業者が考える今後の加入者動向とそこから見える課題

2. 商品構成

(2013年4月8日 14:30〜14:55)

多チャンネル放送研究所 研究員
(株) スカイ・エー東京支社営業部 課長
岩本 誠一郎 (いわもと せいいちろう) 氏

  1. 多チャンネル放送事業者の収支構造分析
  2. 今後の商品構成やサービスに関して、放送事業者調査結果と各プラットフォームの考え方を比較し、本当の意味で視聴者ニーズに応えるための課題点を探る

3. 視聴者の動向

(2013年4月8日 14:55〜15:20)

多チャンネル放送研究所 研究員
名古屋テレビネクスト (株) 取締役 経営・編成企画部長
豊山 義明 (とよやま よしあき) 氏

  1. 3世代 (大学生~団塊Jr.~40代) 対象の視聴者調査結果から見る多チャンネル放送への世代別意識と今後の課題

質疑応答/名刺交換

(2013年4月8日 15:20〜15:30)

4. 多チャンネル放送、テレビ放送の将来

(2013年4月8日 15:45〜16:45)

多チャンネル放送研究所 所長 兼 主任研究員
上智大学 教授
音 好宏 (おと よしひろ) 氏

質疑応答/名刺交換

(2013年4月8日 16:45〜17:00)

多チャンネル放送研究所とは

 衛星放送事業の健全な発展を目指して2008年10月に (一社) 衛星放送協会が設立したシンクタンク。  多チャンネル放送の現状や課題を分析・検証するとともに、放送業界・メディア業界全体のなかでの多チャンネル放送のありようについて、マクロ的な視点から戦略的提言を行うことを目的としている。  研究所は外部の有識者として放送メディアに造詣の深い上智大学の音好宏教授に所長 (主任研究員兼任) として参加いただき、他の研究員は、それぞれ衛星放送協会の理事から推薦を受けた社員を中心に構成されている。

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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