2011年、2012年と2年連続で最大級のプレゼンスを放っていたGoogleが去り、イノベーションの停滞感が漂い始めた感のある今年のMWC。Google、Appleというキープレイヤーを欠く中、中心的役割を果たしたのは同2社のデュオポリーを崩そうと目論む新興OSだった。 一方、新興OSを担ぐキャリア各社はようやく確かな方向感を見出し始めた。 本講演では、展示の内容だけでなく、あまり知られることのない「セッション」の模様を豊富に盛り込み、MWC2013で語られた様々な論点を整理し、分析を加えるとともに、新たな競争局面を迎えつつある世界のモバイル新時代を展望する。