高分子の劣化・変色メカニズムと安定化技術・試験評価方法

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本セミナーでは、熱、光や酸素、微生物による高分子材料の劣化機構から、防止・抑制するための各種酸化防止剤、光安定剤、抗菌剤の配合技術、最近のトピックスまで詳解いたします。

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プログラム

高分子材料は、高分子材料の成形加工時や使用時の熱、光や酸素により劣化する。これらの劣化を防止・抑制、すなわち高分子材料を安定化する目的で各種酸化防止剤、光安定剤などが高分子材料に処方されており、プラスチック製品の実用化に大きな役割を果たしてきた。  本講では、ポリオレフィンやエラストマーを中心とした高分子材料に対して熱、光や酸素による劣化とその現象、劣化機構、安定化の考え方、添加剤の配合技術および最近のトピックスについて概説する。

  1. 高分子材料の劣化因子と劣化機構
    1. 劣化因子
      1. 熱、光、NOxガス、機械的エネルギーによる劣化など
    2. 劣化現象
      1. 物性、変色、発臭など
    3. 劣化機構
      1. 酸素存在下の自動酸化機構
      2. 無酸素下の劣化機構
  2. 高分子添加剤の機能と特徴
    1. 加工安定剤
    2. 酸化防止剤
    3. 光安定剤
  3. 評価試験方法
    1. 安定剤の評価手順
    2. 加工安定性評価
    3. 熱酸化劣化防止性能
    4. NOx試験
  4. 安定剤の作用機構からの安定剤処方
    1. 無酸素下の熱劣化
    2. 成形加工性の向上
    3. 着色防止
    4. 相乗作用による性能向上
  5. 主要な安定剤とその特徴
    1. フェノール系酸化防止剤
    2. イオウ系酸化防止剤
    3. リン系酸化防止剤
    4. HALS

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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