促進劣化試験は破壊試験ではない。「自然に起こりえる劣化の状態」を、いかに早く的確に評価 (シミュレーション) 出来るかが重要なポイントとなる。
本講座は具体的評価事例を交えながら実際に使える考え方を解説する。また耐久性を持たせた積層プラスチックを設計する際に重要となる試験項目と設計ポイントについても併せて解説する。
- 促進劣化試験と耐久性評価試験とは?
- 劣化の要因と種類と耐久性能とのかかわり
- 環境による劣化の差
- 促進劣化試験機と耐久性評価試験機の種類と特徴
- 最近の耐久、耐候試験機の特徴
- 耐熱試験
- 耐湿 (水) 試験
- サーマルショック試験
- フェドメータ
- サンシャインウエザーメ-タ
- キセノンウエザーメータ
- メタルハライド促進試験など
- 屋外暴露試験の考え方と具体的暴露事例
- 自然光と人工光及び各試験機の光源の違い
- 試験温度、試験湿度について
プラスチックにおいて、評価するときの温度と湿度設定は極めて重要
- フィルムによく使われるプラスチックの種類と複層化の実際
- よく使われるプラスチックフィルム劣化の特徴
- 粘着と接着の違い
- 耐久性をもった積層フィルム設計のポイント
- 促進劣化試験と耐久評価試験の実際
- 耐久性評価試験
- 耐熱
- 耐水
- 薬品
- 引っ張り
- 剥離
- クリープ試験など
- 劣化の評価の実際
- フィルム脆化
- 黄変
- 退色
- 剥離
- 艶変化
- クラック
- チョーキングなどについて
- 劣化を起こさせる要因をコントロールするには (何が劣化促進を起こさせるか?)
- 促進倍率の考え方 (自然暴露と促進試験の相関の事例)