欧米ガイドラインをふまえた遺伝毒性試験と遺伝毒性不純物の評価・判断基準

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遺伝毒性不純物は、欧米のガイドラインで規定された臨床試験開始~申請の原薬だけでなく、探索研究における遺伝毒性スクリーニング化合物の評価にも影響を及ぼす。また、医薬品ICH Q3ガイドラインでは安全性確認の閾値を規定しているが、遺伝毒性不純物と判断されたものを、どこまで減らせば良いか明らかではなく、課題は大きい。さらに、遺伝毒性不純物の対象は原薬や添加物に含まれるものであるが、合成行程での副生成物や分解物、合成出発物質も考慮した基本的な対策並びに閾値評価について過去の対応経験とガイドラインをふまえて説明を行う。

  1. はじめに
    1. 不純物とは
    2. 遺伝毒性物質とは
      • DNA障害とは
    3. がん原性物質とは
      • 非遺伝毒性がん原性物質とは
    4. がん原性試験とAmes試験の一致率
  2. ガイドラインとその背景
    1. 医薬品における遺伝毒性並びにがん原性物質の検出方法
      • 創薬段階と開発段階
    2. ICH不純物に関連するガイドライン
    3. ICH Q3A,B不純物の構造決定、安全性確認のためのフローチャート
    4. ICH M7 (遺伝毒性不純物) ガイドラインの一般原則
    5. ICH M7ガイドラインの適用範囲と特徴
    6. EUとFDAガイドラインの特徴と違い
    7. 安全性確認の閾値
  3. 遺伝毒性がん原性物質のリスク評価
    1. 遺伝毒性を示す最低濃度
    2. 遺伝毒性閾値とTTC
    3. 不純物リスク評価のためのフローチャート
    4. In silicoによる遺伝毒性の予測システム
    5. 代表的な遺伝毒性の骨格と構造相関

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会場

東京都立産業貿易センター 浜松町館
105-0022 東京都 港区 海岸1-7-8
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