第1部 ナチュラル/オーガニックコスメにおける消費者意識・チェネル変化への対応と飽和市場の中でブランドが進むべき道
(2013年5月29日 10:30〜12:40)
(株) トライフ 代表取締役 手島 大輔 氏
依然成長を続け、安全性などの観点からさらなる成長が見込まれるナチュラル/オーガニックコスメ市場。新しいものとして市場に認知され始めた2005年当時に比べ、愛好者も消費者意識も大きく変化してきています。
また国内だけではなく、世界市場でのそれぞれのブランドの状況も刻々と変化をしています。日本市場には世界中からの大小ブランドが参入、多くの製品が市場にひしめき合う状態のなか、いかに一歩抜け出すブランドになりえるのか、価格競争に巻き込まれない優位性を保てるか。
さらに海外ブランドにとっては為替の変化で利益の出しにくくなった今何をするべきか、一方国産ブランドはこの機会に何をするべきか。
現在の市場環境を詳しく具体的に紐解き、今後のトレンドを示唆しながら、ナチュラル/オーガニックコスメブランドの次の一手について本ビジネスに実績の多い第一人者である手島大輔氏に、他では知ることのできない様々な内容を惜しみなくお話しいただきます。
- ナチュラル/オーガニックコスメの市場動向
- 消費者のナチュラル/オーガニックコスメに求めるニーズの変化
- 新しい世代となったナチュラル/オーガニックコスメの愛好者
- 為替の変化と海外・国内ナチュラル/オーガニックコスメブランドの今後
- 最近の消費者がとらえるオーガニック認証へのイメージ
- 日本市場にナチュラル/オーガニックコスメが拡大した背景と現在
- ナチュラル/オーガニックコスメの業界構造 (ブランド・メーカー・輸入業者)
- ナチュラル/オーガニックコスメの業界構造 (小売店・卸売業者)
- ナチュラル/オーガニックコスメの分類
- 拡大し続けるナチュラル/オーガニックコスメ市場
- 各ブランドが成功したその理由とは
- 新しいトレンド
- イノヴェーターからマスへ
- 最新の世界展示会などでのナチュラル/オーガニックコスメブランドの展開状況
- 国内のさまざまな展示会や催事とそれぞれの状況
- 国内のさまざまな小売店とその販売状況
- 国産でオーガニック/ナチュラルコスメが少ない理由
- 日本でオーガニック化粧品の認証制度ができない理由
- 海外オーガニック認証制度の本当の狙いとは
- 海外オーガニック認証機関の最新状況
- 国産ナチュラル/オーガニックコスメの先駆的取組み事例
- 日本のメーカーがナチュラル/オーガニックコスメブランドを作るには
- 日本のメーカーの国際的競争力とは
- 化粧品製造業の産業空洞化を招かないために
- 事業戦略・マーケティング戦略策定の方法
- ターゲットやニーズはより具体的に
- 具体的なアイデアの生み出し方
- いくらでもあるニッチなポジション
- 今求められているものとは
- 海外市場のナチュラル/オーガニックコスメへ市場の今後の成長
- 今後のナチュラル/オーガニックコスメが取り組むべき市場・ターゲット
- 今後のナチュラル/オーガニックコスメが取り組むべき製品開発
- 今後のナチュラル/オーガニックコスメが取り組むべきチャネル
- 各種参考資料・情報ソースなどの紹介
第2部 ナチュラル・オーガニック商品類のヒットと継続を担う香り
~香りによる差別化と香調選択ポイント~
(2013年5月29日 13:30〜15:00)
(株) アンビアンス 代表 新井 幸江 氏
香りを感知する機能は、生命維持のための大切な要素。
無意識のうちに消費者は香りで商品を使うか使わないかを判断している。
商品の魅力と強く結びつき、ヒットと継続使用を強固にサポートする香り
ナチュラル・オーガニック商品類における、香りの役割
香りにおけるナチュラル感のイメージと効果
どのような香りがナチュラル感を表現できるか
開発時のコミュニケーションワード
- 人間は五感で伝え・伝わる生き物
- 商品開発時の香りの役割を認識する
- 嗅覚表現の曖昧さをなくすことで、販売をサポートする香りを創り上げる
- 「ナチュラルな香り」「自然な香り」 から連想する香調とは?
- 個人の体験、興味度、価値観によってナチュラル感のイメージが違う
- 香り開発時のコミュニケーションワードの重要性
- 「食」と密接な関係のナチュラル香調
- ヘルシーでセンシティブな日本食⇒日本の香り素材はグローバルで受け入れられるか?
- 年齢層によるナチュラル感の違いはあるのか?
- 商材カテゴリー別、求められるナチュラル香調と評価基準変遷
- 商材カテゴリー別、香りに求められる商品訴求点
- フレグランス市場でのナチュラル系への傾倒例
- 日本市場で受け入れられる香調範囲 (ナチュラル・オーガニック商品と一般コスメ商品)
- アジア市場で受け入れられる香調の可能性
- まとめ
第3部 化粧品原料 (植物エキス) からの不可価値付与ポイント
(2013年5月29日 15:20〜16:20)
丸善製薬 (株) 営業開発部 薬粧開発課 課長 中原 達雄 氏
昨今の化粧品原料の中で植物エキスは、製品のイメージ、補助的な有効性など付加価値ポイント等を付与するのに重要な役割を担っている。
しかし、どのような付加価値付与ポイントを示すかは、開発者・マーケッターの悩みである。そこには弊社で行った開発事例を基に付加価値の高い化粧品原料開発の現状について説明をする。
- 一般的な化粧品原料開発について
- 現在の状況について
- 開発手順について
- 開発における留意事項
- 弊社における化粧品原料開発の実例
- 付加価値の付与された化粧品原料の開発