(2013年6月18日 10:30~12:10)
佐藤アドバンストマテリアルズ有限会社 代表取締役 佐藤 正則 氏
カーボンナノチューブは先端素材といわれながら本格的な実用化の進展は遅々としている。本稿では各社より提供されているカーボンナノチューブの物性を披露しながら、導電性フィラーとしての特長を述べながら、各々のカーボンナノチューブの活用方法を提案する。
(2013年6月18日 13:00~14:40)
新興化成 (株) 営業部 開発営業課 課長 黄 成珠 氏
長年培ったコンパウンド技術を活かし、系列外へCNTの放出のない、万全の安全対策を施したCNT/熱可塑性樹脂コンパウンドプロセスを稼動させた。 CNTの投入から混合押出までの工程をワンプロセスにすることにより、完全密閉、自動化を実現し、加えて、各所に陰圧のセフティブースを設置することで、CNTの暴露リスクを極力低減すると共に、スクリュー構成、押出運転条件の最適化、周辺の多様な技術を上手に組み合わせることにより良分散を実現した。CNTを安全に取り扱う方法や二軸混練・分散技術について解説する。
※プログラムは変更になる場合がございます。
(2013年6月18日 14:50~16:30)
機能性カーボンフィラー研究会 副会長 前野 聖二 氏
カーボンナノチューブの主用途の一つとして、そのユニークな構造から、導電性フィラー用途があげられている。第三部では、導電性フィラーの種類、構造、特徴について説明し、更に、カーボンナノチューブとしばしばその性能が比較される、導電性カーボンブラックについて詳細説明する。 カーボンナノチューブとは?他導電性フィラーと比べたメリットデメリットを十分理解し、目的とする用途に応じ配合設計することが特徴ある製品を生み出すポイントとなります。