先の国会で可決・成立した改正消費税法により、現在5%の消費税率は2014年4月から8%、2015年10月から10%に段階的に引き上げられることとなった。これにより、医療機関の財務内容に深刻な影響を及ぼすとしてかねてから批判の強い控除対象外消費税 (損税) 問題への対応が否応なしに迫られることとなった。 そこで、本セミナーでは、控除対象外消費税問題の発生メカニズムとその解消の方向性につき、基礎から分かりやすく解説することとしたい。 また、消費税率の段階的な引き上げに伴い、高額な医療機器の導入や病棟の改築・耐震化といった設備投資のタイミングの判断が重要性を帯びることとなった。 本セミナーでは、改正消費税法に規定された経過措置の内容を概説し、設備投資のタイミングの判断基準を解説していきたい。