本セミナーでは、構成材料開発の方向性を探ると共に原材料・製造コストを展望。日本企業がリチウムイオン電池事業で今後も伸長していくためのヒントを提示致します。
(2013年4月23日 13:00〜14:40)
(株) 野村総合研究所 自動車・ハイテク産業コンサルティング事業部 コンサルタント 合田 索人 氏
リチウムイオン電池とその材料の市場展望と競争環境の変化のポイントをレビューし、今後の参入戦略・競争戦略・開発戦略に活きる情報を提供したい。
(2013年4月18日 14:50〜16:30)
泉化研 (株) 代表 菅原 秀一 氏
既に世界的な社会のインフラとして定着した小型携帯機器のリチウムイオン電池は、国内生産で約3,300億円 (政府統計2012) 、世界的にはこの3~5倍である。一方で自動車 (EV、PHVなど) や再生可能エネルギーの大型蓄電の用途は、左記の小型分野の一桁以上の需要が期待されている。しかしながら大型蓄電の用途は期待とは裏腹に、この数年間は足踏状態が継続している。その理由は、安全性や性能の技術要因もさることながら、コストの問題が最大の足かせとなっている。本セミナーにおいては、左記の問題を出来る限り定量的に (数値で) 試算し、その問題解決の糸口を探るものである。 コストは高くても、その利便性で買われた小型分野と異なり、大型分野はエネルギーコストの厳しい世界である。構成材料が多岐に渡り、工程数の大きな現在の製造プロセスを大幅に変えない限り、低コストによる大型リチウムイオン電池の需要拡大は有り得ない。本セミナーではかなり大胆にコストダウンへの切り口を探って提案したい。