PETフィルムは、包装材料としての用途が多いが、最近、電気・電子関係の工業用用途の素材としても重要な存在となっている。
本セミナーでは、PET樹脂の製造法と基本的な特性、PETフィルムの製造法と特性をまず解説し、これらの各種特性の制御・向上技術について述べる。
次に、PETフィルムの構造、分子配向、表面特性、ガスバリア性などの解析・評価法について解説し、各種の特性を生かしたPETフィルムおよびPETボトルの用途展開についても言及する。
- PET樹脂・フィルムの基礎
- PET樹脂・フィルムの製造法
- PETの製造方法
- PETフィルムの製造方法
- PETの構造
- 固体構造
- 結晶化度
- 分子配向
- PETフィルムの特性と構造
- 光学的特性
- 力学的特性
- 熱的特性
- ガスバリア特性
- PETフィルムの物性制御・向上
- 透明性の向上
- 耐衝撃性の向上
- 熱的安定性の向上
- ガスバリア特性の向上
- 印刷適性の向上
- 接着特性の向上
- ヒートシール性の向上
- PETの固体構造解析
- X線回折による結晶構造解析
- 電子顕微鏡による固体構造解析
- PETフィルムの分子配向評価
- X線回折による分子配向評価
- 複屈折率測定による分子配向評価
- PETフィルムの表面特性評価
- 接触角測定による表面特性評価
- XPS (ESCA) による表面特性評価
- 原子間力顕微鏡による表面粗度測定
- PETフィルムのバリア特性評価
- ガスバリア性評価法
- 水蒸気バリア性評価法
- PET樹脂・PETフィルムの応用展開
- PETフィルムの用途
- 包装用多層フィルム
- 透明蒸着ガスバリアフィルム
- 有機EL・太陽電池用バリアフィルム
- 透明導電性フィルム
- 透明蒸着PETボトル
- パッシブバリアPETボトル
- アクティブバリアPETボトル
- PETボトルの用途
- PETボトルの成形法
- ハイバリアコーティングPETボトル
- ハイバリア多層PETボトル
- 酸素吸収性PETボトル
- PET製品のリサイクル技術