2025年に向けて、地域包括ケアシステムを実現するために、病院が取り組むことの重要な事の一つに「在宅療養移行支援構築」があります。 退院支援・退院調整を理解し、入院時から、退院までの3段階によるシステムで、効果的・公平な退院支援を提供する事ができます。 退院調整部署・病棟看護師・外来看護師・医師・リハビリチーム等、院内チームで取り組むことが重要です。 また、外来患者へ『入院医療』には限定しない、患者の望む暮らしやQOLを維持する事を保障するために『在宅療養移行支援』を提供する事で、生活の場で支える医療を受けながら、その延長線に看取りを迎える事ができます。 医療機関だけで実現することは困難で、地域の在宅医療チームやケアマネを中心にした介護事業所との多職種協働により『在宅移行支援』のネットワーク構築を進めて行くには、どのような活動・取り組みが必要か? 本セミナーでは、病院全体で在宅療養移行支援を進めるための院内システム構築・地域との連携について学び、自施設での活動に活かしていただきたいと思います。