(2013年2月26日 14:00〜15:25)
一橋大学大学院 商学研究科 教授
山内 弘隆 (やまうち ひろたか) 氏
大震災以降のエネルギー議論は、いまだ混沌を極めている。原子力発電の役割が定まらない中、天然ガスへの期待は高まっているが、わが国の場合、そのインフラである幹線パイプラインが十分でないとの指摘があり、政府もその整備促進に向けた施策をとろうとしている。一方で、米国シェールガスの躍進をきっかけに原料調達の多様化も大きな課題となっている。 本講では、このような問題視意識のもとに、わが国のエネルギー政策における天然ガスのあるべき役割とそれを実現するための政策について論じる。
(2013年2月26日 15:35〜17:00)
東京ガス (株) 技術戦略部 技術戦略グループ 企画チームリーダー
前田 賢二 (まえだ けんじ) 氏
東日本大震災以降のエネルギー情勢変化を受け、供給安定性・経済性・利便性・環境性に優れる天然ガスとその効率的な利用技術開発への期待はこれまで以上になく高まっており、昨年末の政権交代後もこうした流れは変わらないものと考えられる。 こうした背景を踏まえ、分散型エネルギーシステムの普及・拡大やエネルギーを賢く使うスマート化の推進等、東京ガスが取り組むさまざまな技術開発ついて、その最新動向を概説する。