織物、編物に続く第三の布としての不織布の需要が増大している。不織布の大部分は衣料用以外の産業用として用いられており、日本の用途別繊維使用量における産業資材用繊維の占める比率の増加とともに多種多様な用途で用いられている。
特に、産業用途では用途に応じた性能が厳しく要求され、不織布の技術開発もこれに対応して複合化技術を中心として活発に行われている。
ここでは、日本における不織布の技術開発や用途開発における最新の動向について解説する。
- 不織布とは
- 不織布とは
- 不織布の定義
- 不織布発展の背景
- 不織布用繊維
- 不織布の製造プロセス
- ウエブの形成方法
- 湿式法
- 乾式法
- 紡糸直結法
- ウエブの接着 (結合) 方法
- 化学的接着法
- 熱的接着法
- 機械的結合法
- 不織布の用途展開
- 不織布の主用途
- 不織布の用途開発動向
- 産業用繊維資材の発展と不織布
- 産業用繊維資材
- 産業用繊維資材に要求される性質
- 産業用繊維資材の機能性の付与
- 後加工による機能性付与
- 機能性繊維の使用
- 複合化による機能性付与
- 不織布製造法の最近の動向
- 世界および日本の不織布産業の進展
- 最近の展示会に見る不織布製品の動向
- 展示会に見る不織布製品の技術開発動向
- 展示会に見る不織布製品の用途開発動向
- 次世代不織布
- 環境対応型製品
- エアレイド不織布
- 複合不織布
- 不織布用繊維および樹脂
- 日本不織布産業の課題