第1部 シリカ微粒子の分散・凝集技術 ~理論・評価・表面改質・分散剤~
(2013年2月27日 12:30〜14:30)
首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 博士 (工学) 武井 孝 氏
シリカ微粒子を溶媒あるいは異種固体中へ分散させる場合、分散系の物性は微粒子の分散状態に大きく依存する。
講座では、分散に重要なシリカ表面の特性とその評価、分散性を支配する基本的な因子、表面改質や分散剤添加によるシリカ粒子の分散の実例とその評価法を紹介する。
- シリカの表面特性
- 表面水酸基の機能と性質
- 表面水酸基の評価法
- 微粒子の分散と凝集の基礎
- 分散系の種類
- 固液分散系における分散凝集の支配因子
- 固固分散系
- 固体の表面エネルギー
- シリカ微粒子の分散
- 表面改質による分散
- 分散剤添加による分散
第2部 乾式製法のフュームドシリカおよびアルミナ・チタニア微粒子の基礎知識と活用・応用技術
(2013年2月27日 14:40〜16:40)
日本アエロジル (株) R&D/AT Division AT group 主任研究員 藤野 秀之 氏
フュームドシリカ等の乾式微粒子の効果を適切に発現させるためには、これらの微粒子の製法による特性を理解し、応用するための適切なプロセスを用いる必要がある。その基礎知識と応用技術手法を紹介する。
- フュームドシリカ、アルミナ、チタニアの製法
- フュームドシリカの特徴
- 一次粒子
- 凝集粒子
- 表面処理、疎水化
- フュームドシリカの機能の発現
- 液体、樹脂中の挙動
- 粉体に対する挙動
- フュームド (乾式) アルミナ、チタニア
- 一次粒子、結晶構造、物理特性
- 表面処理、混合酸化物
- 分散手法
- フュームド粒子の分散に適した装置の紹介
- より分散させるためには
- 応用用途例
- 塗料
- 接着剤
- FRP
- 接合材
- 封止材
- 超撥水
- 超親水
- 食品
- 歯科/医薬品
- 印刷用紙
- トナー
- フィルム
- バッテリー
- セパレーター
- 透過膜
- 研磨剤
- 触媒・触媒担体
- 光触媒
- 電極
- 伝熱
- 断熱
- 絶縁