目からウロコの 導電性組成物 設計指南

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低硬度導電性および半導電性安定化シリコーンゴムという技術領域を開拓した技術者として知られる。導電性カーボンブラックの設計にも精通し、ファーネス法とアセチレン法の両タイプのカーボンブラック新規開発に参画した。  また、組成物の導電性測定を妨げる最大要因である接触抵抗を、完全に分離除外できる新測定法「グラフ化法」を提唱し導入企業は増加中である。電気計測系技術や電波吸収体設計の著作も多い。 導電性組成物分野において、原材料製造から配合設計、混練加工、電気測定、量子論的理論解析に至る全ての技術要素を、明快に説くことのできる稀有な専門家である。  高分子系組成物において、導電性を有する材料は高収益が見込める数少ない技術領域のひとつです。しかし、日本における導電設計分野は、客観性と理論整合性のある情報提供が少ないという特殊性が否定できませんでした。カーボンブラックメーカーや導電性測定装置メーカー、カップリング剤メーカーなどが儲けるために主導した“ゆがんだ情報”に惑わされる技術者は、今でも後を絶たないように感じられます。  本講座は、それぞれの企業において期待される導電性組成物技術者に寄り添いながら、必要とされる広範囲な技術情報を余すところなく解説いたします。不正確な情報に関しては、その理由を詳細にご説明してゆきます。更に、前回 (2012.3) の同名の講義において、多くのご希望が寄せられた導電性測定方法「グラフ化法」を演習と共に習得して頂きます。

  1. 枚目のウロコ: 設計に必要な基本的情報を理解する
    1. 導電性組成物の歴史と変遷 そしてマーケットとの対話
    2. 導電分野の基礎的用語、明快解説
    3. 必修講義「ポリマーと呼ばれる物質が、電気伝導を妨げる理由」
    4. 結構曖昧、静電気と帯電防止配合技術
  2. 枚目のウロコ: 体積抵抗率の測定技術を身に着ける
    1. 水と油よりも疎遠な、電気計測物理学と導電性組成物の乖離
    2. 世界の測定規格と今後の方向性 さらに日本のお寒い現状
    3. 過信傾向にある「四探針法計測」の物理と限界
    4. 講師提案 & 採用企業急増の「グラフ化法測定」解説と実践演習
  3. 枚目のウロコ: 配合設計に欠かせない、しかし、見えない本質情報
    1. 3つのグループに分けられるキャリアの性質
    2. カーボンブラックメーカーが説く選定論の危うさ
    3. 配合設計よりも重要な、混練技術と加工技術
  4. 枚目のウロコ : 発想力と広い視野を身に着けるために
    1. 逆転発想の導電材料「カプセル化黒鉛」を巡る攻防
    2. 導電性組成物技術者に必要な「センス」 更には「着眼点」

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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