ポリマー/クレイナノコンポジット技術とガスバリア性・耐熱性電子部材への展開

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本セミナーでは、クレイによる高機能材料開発の基礎からガスバリア性、太陽電池・有機ELへの展開まで解説いたします。

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プログラム

ポリマークレイナノコンポジットは、有機ポリマーにフィラーとしてナノクレイを添加し、ナノレベルまで均一混合した材料のことである。従来は、ポリマーに対しクレイの添加量は10%未満に抑えられており、混合前のポリマーと比較して耐熱性・ガスバリア性・強度・難燃性などに一定の改善がみられることから、多くの研究・検討例がある。  また、食品包装材料、耐熱材料などで実用化されているものもある。独立行政法人 産業技術総合研究所が開発した粘土膜「クレースト®」は,ポリマークレイナノコンポジットにおいて、そのクレイ混合比を高めたものであり、柔軟でありながら,高い酸素ガスバリア性や水蒸気バリア性,透明性を持つため,食品・医薬品包装材料などへの利用が期待されている。  本講演では、ポリマークレイナノコンポジットの基礎を解説するとともに、技術の導入の仕方、クレーストの開発状況、今後の展望について紹介する。

  1. ポリマークレイナノコンポジット
    1. 粘土 (クレイ) とは
    2. ポリマークレイナノコンポジットに用いる粘土
    3. 製造方法と材料の微細構造
    4. 特性改善例
  2. 粘土膜の製造
    1. 粘土と成膜性
    2. 製膜プロセス
  3. 粘土膜の特性
    1. 耐熱透明膜
    2. 水蒸気バリア膜
    3. 耐熱絶縁膜
    4. 自己修復型酸素ガスバリアコーティング
    5. 水蒸気バリアコーティング
  4. 粘土膜の応用例
    1. 粘土膜を用いた材料機能設計
    2. 太陽電池
    3. 有機EL
  5. 粘土膜の産業化スキーム
    1. 産学官連携コンソーシアム
    2. 入手可能サンプル
    3. 関連特許

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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