(2013年2月5日 13:30〜14:20)
(株) 野村総合研究所 コンサルティング事業本部
ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタント
浅原 宏樹 (あさはら ひろき) 氏
日本を含むグローバルでのM2M市場においては、スマートグリッドの普及拡大に伴うスマートメーターの導入が注目を集めている。 また、広義のM2M市場という観点では、Kindleの普及拡大もM2M時代の進化の好例として注目されている。 NRIでは、2017年度では日本のM2M市場は8684億円の市場まで拡大すると予測しているが、最近のトレンドや事例を整理した上で、ユーザの視点や課題を織り交ぜながら、NRIが考える今後の市場の展望をご紹介する。
(2013年2月5日 14:35〜15:25)
KDDI (株) 技術開発本部 標準化推進室 担当部長
(TTC oneM2M専門委員会委員長)
山崎 徳和 (やまさき のりかず) 氏
2012年7月、グローバルなM2M標準化を担う統一団体として、「oneM2M」が発足した。 これは、欧州の標準化機関であるETSIの呼びかけにより、欧米アジアの7つの標準化機関の協調・合意のもと設立が行われたもので、各地域での個別の標準化活動を統合し、標準化作業の重複、複数の規格による市場のfragmentationを避けることが目的となっている。 これまでM2Mとしては、自動車、輸送管理、健康医療、産業機械、農業等各M2M業界毎に垂直構造的にサービス提供が行われてきた。 しかし、将来のM2Mサービスの充実、市場の拡大を図るためには、中小企業のM2Mビジネスへの参入や業界の枠組みを超えたM2Mデータの利用やサービス提供が行われることが重要と考えられている。 本講演では、oneM2Mの狙いとその標準化動向について述べる。
(2013年2月5日 15:40〜16:30)
エリクソン・ジャパン (株) カスタマー・ソリューション&エンゲージメント統括本部
コミュニケーション・サービス本部 シニア・コンサルタント
宮内 ドニ (みやうち どに) 氏
近年急成長し、注目が集まるM2M市場。一方、一回線辺りのARPUが低いなど、ビジネスとして課題も多く指摘されている。 そこで、M2Mプラットフォームをクラウド型サービスとして提供することで導入・運用コストを下げるエリクソン・ジャパンの取組みをご紹介する。