(2013年6月1日 13:00〜14:10)
公益社団法人日本看護協会 看護研修学校 認定看護師教育課程長
溝上 祐子 (みぞかみ ゆうこ) 氏
日本褥瘡学会では2005年、2009年と続き2012年に「ガイドライン第3版」を発表しました。前回まで扱わなかった「急性褥瘡」「深部組織褥瘡」「臨界的定着」などに有効な治療法も推奨されています。この新しいガイドラインについて解説いたします。 次に高齢者やクリティカルな状況の皮膚の脆弱さを想定しながら、最新のスキンケア技術について説明いたします。新しい商品情報もお伝えします。 「臨床での医原性のスキントラブルを予防する。」はこれからに必要なケアとなります。
(2013年6月1日 14:30〜15:40)
杏林大学 医学部 形成外科 准教授
大浦 紀彦 (おおうら のりひこ) 氏
糖尿病や動脈硬化、透析患者の増加で、下肢慢性創傷患者が増えています。 講演では、糖尿病の方の足になぜ創傷ができ治りにくいか、その病態と治療を解説します。また、静脈うっ滞が原因の厄介な静脈うっ滞性潰瘍を説明します。いずれもキズだけを見ていては治癒へ導かれません。創傷の局所治療と局所治療を生かすための免荷と圧迫について具体的にお話します。
(2013年6月1日 15:50〜17:00)
日本医科大学千葉北総病院 皮膚・排泄ケア認定看護師・看護師長
渡邉 光子 (わたなべ みつこ) 氏
難治性の褥瘡では、局所の評価とケア全体の評価が不可欠です。 本講ではDESIGN-Rに基づいた褥瘡の局所アセスメントと、評価に基づいたケアの実際について、症例を通して解説します。