本セミナーでは、OCTAの基礎から活用事例を概説し、実習で基本操作を分かりやすく解説いたします。
(2013年3月28日 10:30〜11:45)
旭化成 (株) 基盤技術研究所 特級専門職 工学博士 青柳 岳司 氏
高分子などソフトマテリアルの材料開発を目的として、世の中に普及しつつある計算機シミュレーションツールOCTA (Open Computational Tool for Advanced material technology) の概要と、OCTAが取り扱うことのできる材料、構造形成、物性に関して解説する。
(2013年3月28日 12:30〜13:05)
(株) JSOL エンジニアリング本部 課長 小沢 拓 氏
分子動力学法を用いることで、高分子材料を中心とした材料設計・開発にどのように役立てることができるのかを紹介する。 力学特性、熱特性、光学特性、気体透過性、イオン伝導、界面特性、相分離構造など、いくつかの適用事例とともに、計算手法の基礎や、適用する際の注意点まで解説する。
(2013年3月28日 13:10〜13:45)
日本ゼオン (株) 総合開発センター 基盤技術研究所 研究員 本田 隆 氏
複数の種類の高分子からなる高分子溶融体の混合物は、自由エネルギーにおける混合のエントロピーの効果が小さく通常相分離する。 このような相分離現象を取り扱うのが高分子の密度汎関数理論であり、本講座ではその内容をSUSHIを利用し説明する。
(2013年3月28日 14:00〜16:00)
ノートPCを用いて、OCTAの一連の操作を体験して頂く。高分子材料などの計算対象のモデリングと入力ファイルの作成、計算の実行、結果の解析までを行い、その考え方と実際の手順に触れることで、OCTAを用いるのに必要な最低限の知識を習得することが可能。
ご持参いただくノートパソコンについて
(2013年3月28日 16:00〜16:30)