トヨタは、人に優しく人と共存できるパートナーロボットを、2010年代初期の実用化をめざし開発中である。少子・高齢化が急速にすすむなか、明るく活力ある社会の継続・QOL (クオリティ オブ ライフ) の向上に向け、新モビリティ・介護医療分野などでパートナーロボット技術の活躍できるシーンは多い。2011年秋の介護医療向けロボットの発表以降、実証活動を拡大するとともに、2012年秋には、生活支援ロボットHSRの発表を行った。 本講演では、お客様の期待に応える実用化に向け、現場でのニーズに密着したロボット開発を進める現状と実証実験から得られた新たな課題に向けて、実用化のための今後の展望について述べる。