伝熱の基礎と電子機器の熱設計

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会場 開催

本セミナーでは、伝熱の基礎知識から放熱手段、温度測定法や実際に製品に応用した場合の適用例までを詳解いたします。

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プログラム

この講演では寸法比90%の新製品を企画する場合、放熱面積や熱伝導にどのような数字が要求されるかを予測できるように勉強します。そのために伝熱の基礎知識と放熱の知識を学び、温度の低減を図るにはどうするかを勉強します。  そして、広く用いられる放熱手段、温度測定法や課題、FANの得失を知り、実際に製品に応用した場合の適用例も勉強します。

 電子機器と言えども損失の発生は避けられない。熱の正体を知り、その影響を原理・原則から解き明かし、熱設計の重要性を説明します。  できてから叩き潰すのではなく、作る前に予測し、結果を検証することで設計の正しさを証明する為に電子機器で広く用いられる自然対流の特徴、そして温度を予測し、対処の仕方を学びます。

  1. 熱とは何か
    1. 熱と温度は何が違う?
    2. 熱の源は何か?
  2. 熱設計をする意味と目的
    1. 熱対策との違い
    2. 設計者向け流体解析ツール (流体メッシュの注意点・解析ツールの選び方)
  3. 発熱のメカニズムとその弊害
    1. なぜ熱が出る?
    2. 熱が出るとなぜ悪い
  4. 放熱の基礎
    1. 伝導・対流熱伝達・放射熱伝達
  5. 自然空冷の基礎
    1. 放熱器から熱を逃がすには?
    2. 煙突効果と乱流化
  6. FANによる放熱
    1. FANの選択
    2. FANの向きと作用の違い
  7. その他の放熱手段
    1. 水冷・ヒートパイプ・電子空冷・相変化金属材料による蓄熱技術
  8. 発熱量・温度測定
    1. 発熱量の測定
    2. 熱電対の原理と使い方
    3. 赤外線温度計の使い方
  9. 半導体の温度計算
    1. 過度熱抵抗と過度温度上昇
  10. 熱設計の実際
    1. 熱抵抗回路網による計算例
    2. 換気による放熱量の向上
    3. 強制空冷電子機器

会場

大阪市立中央会館
542-0082 大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
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受講料

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