生体適合性の基礎とバイオ界面の設計指針

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本セミナーでは、医用材料開発に必要な生体適合性の観点を基礎から解説いたします。また、実際製品化された高分子材料を事例に、今後の技術課題や展望まで説明いたします。

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プログラム

健康寿命と生活の質向上のために必要とされるバイオ・医療製品には、生体安全性および生体適合性が要求される。  本講座では、医療デバイスの表面処理材として製品化した高分子材料を事例に、生体適合性発現機構や開発の技術課題、次世代の予防、診断、治療技術を支える生体適合性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説する。

  1. 医療デバイス用の合成高分子材料
    1. 親水性高分子
    2. ミクロ相分離型高分子
    3. 両性イオン型および細胞膜類似高分子
    4. 表面微細加工化高分子
    5. 製品化されている高分子とその課題
  2. タンパク質の吸着と脱離
    1. タンパク質の吸着量
    2. 吸着タンパク質の組成と構造
    3. タンパク質の吸着と脱離の速度論解析
  3. 細胞接着
    1. 細胞 (正常組織細胞、血球細胞、癌細胞、幹細胞) の接着と生体適合性
    2. 細胞接着の機構と細胞接着選択性
    3. 細胞-材料間相互作用の解析と制御
  4. 生体適合性の発現機構と表面設計
    1. 高分子材料のバルク物性
      • 機械的
      • 物理化学的
      • 生物的
    2. 高分子材料の表面物性 (最表面計測の重要性)
    3. 水環境下および生理環境下におけるバイオ界面 (構造と運動性)
    4. 医療材料の分子設計の最新動向
    5. 天然高分子と生体適合性合成高分子の共通点と相違点
    6. 優れた材料の簡便なスクリーニング方法
    7. 将来展望

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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