本セミナーでは、界面活性剤の基礎から解説し、混合界面活性剤の親水性・疎水性比の評価法、機能制御、界面活性剤の利用ノウハウについて事例と演習問題を交えて詳解いたします。
界面活性剤は化粧品分野をはじめ、食品、医薬品、農薬、化学製品、エネルギー (燃料) 関連分野での重要な素材の一と言って過言でない。これは界面活性剤が目的とする製剤中に少量添加するだけで所期の機能が得られるためである。そのためには、任意の界面活性剤を闇雲に添加するのでなくて、界面活性剤の化学構造に立脚した (親水性/疎水性) 比を制御する必要がある。 本講義では、界面活性剤水溶液ならびに界面活性剤高濃度溶液の物理化学的性質について、基礎から応用までを解説する。 特に、界面活性剤および混合界面活性剤の最適化について、界面活性剤の化学構造に立脚した (親水性/疎水性) 比の評価法ならびに制御法の基礎な取り扱い方を重点的に解説する。 また、実用的な視点から演習問題を解き、理解を深めて頂く。 最後に、いくつかの事例研究による界面活性剤の機能創製のための「ノウハウ」の一端を紹介する。