少子高齢化の中、介護サービスを受ける側の人間は増加し、提供する側の人間は減少することが予測されており、ロボット介護機器は、高齢者の生活の質の向上、介護現場の負担軽減、新しいものづくり産業創出という複数の課題を解決できる可能性を有する。 経済産業省と厚生労働省は、ロボット介護機器の重点分野を策定し、導入加速に向けた施策を展開する方針である。 本講演は、ロボット介護機器の現状と導入への課題を整理し、これに対する施策を紹介する。