リチウムイオン電池バッテリーシステムの設計とマネジメント技術および安全性評価方法

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本セミナーでは、リチウムイオン電池の特性・性能を最大限活かし、安全に使うための必須知識や、バッテリーモジュール・制御回路設計、および安全性評価方法事例について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 リチウムイオン電池のモジュール設計とマネジメント技術および定置型蓄電システムの構築

(2013年1月30日 10:30〜14:30) ※昼食休憩含む

(株) ピューズ 技術部 シニアエキスパート 深沢 保 氏

 まず、リチウムイオン電池による大型蓄電池システムを構築するためのモジュール設計と電池マネジメント技術についての基礎的な知識と設計のポイント及び課題について解説する。  その後、国内の電力事情とともに太陽光発電の普及に伴い、市場拡大が期待される定置型蓄電システムについて、その市場規模及び、現在取組んでいるピーク電力カットシステムの実証モデル開発の紹介と今後の取組む技術方向について紹介する。

  1. はじめに
    1. 当社紹介
    2. 開発実例紹介
  2. バッテリシステム
    1. 用語の定義と
    2. バッテリセルの特性
    3. システムの基本構成
    4. バッテリモジュール
    5. BCU (Battery Control Unit) の機能
    6. ジャンクション回路
  3. 急速充放電
    1. CHAdeMO
    2. 温度特性
    3. SOC特性
    4. 寿命特性への影響
    5. 充電方法の最適化例
  4. 安全性
    1. 管理パラメータ
    2. 試験規格
    3. アビューズ試験
    4. 事故例
  5. マネジメント技術
    1. バッテリセルの選定
    2. 接続方法
    3. 監視:電圧・温度・電流
    4. 演算
      • SOC
      • SOF
      • SOH
    5. 制御
      • 電圧均等化
      • 充電
      • 放電
      • 温度
      • 保護回路
    6. BCUで制御不能となる事象
    7. 直流用絶縁抵抗センサ
  6. 今後の取組
    1. バッテリモジュールの標準化
    2. BCUのコストダウンと高機能化
    3. ESS (Energy Storage System) の構築

第2部 リチウムイオン電池モジュールの開発と安全性・特性評価方法

(2013年1月30日 14:40〜16:30) ※途中10分の休憩有。

大和製罐 (株) 技術開発センター エネルギープロジェクト 有馬 理仁 氏

 近年定置型及び産業用の大型リチウムイオン電池開発が活発になってきている。弊社ではこの様な用途を目指した組電池システム「e-Link Can」の開発に取り組んでおり、その過程で様々な安全性・特性評価を実施している。  本講演ではこの取組について紹介するとともに、今後注目が予想される電池劣化の評価についての弊社の考え方を紹介する。

  1. 当社紹介
  2. リチウムイオン電池の基礎知識
    1. リチウムイオン電池の構造と材料
    2. リチウムイオン電池の市場
    3. リチウムイオン電池の危険性と事故
  3. 当社開発品「e-Link CanⓇ」
    1. 缶モジュールについて
    2. 「e-Link CanⓇ」の特長
    3. 開発事例の紹介
  4. 「e-Link CanⓇ」の安全性・特性評価
    1. 缶モジュールに用いる単セルの評価
    2. 缶モジュールの安全性・特性評価
    3. 評価結果に基づく考察
  5. 劣化評価に関する当社の考え方
    1. 電池制御におけるSOH (State of Health) の重要性
    2. 既報の劣化評価の事例紹介
    3. 当社の劣化評価に対する今後の取組方針

会場

東京ビッグサイト
135-0063 東京都 江東区 有明3-11-1
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受講料

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