日時
- 2026年12月10日 10時45分〜 2026年12月10日 17時05分
プログラム
第1部 負熱膨張材料BNFO、及び、Ti2O3の特性
(2026年12月10日 10:45〜12:00)
半導体パッケージの高密度実装化・大型化、電子部品の高機能化に伴い、異種材料間の熱膨張差に起因する反り、応力、クラック、接合信頼性の低下が重要な課題となっている。 本講演では、加熱時に収縮する負熱膨張材料の中でも、巨大な負熱膨張を示すBNFO、及び、Ti2O3に焦点を当て、それぞれの材料特性、負熱膨張メカニズム、応用可能性について紹介する。
- 負熱膨張材料BNFOの特性
- BNFOの負熱膨張メカニズム
- BNFOの特性
- BNFOの応用可能性
- 負熱膨張材料Ti2O3の特性
- Ti2O3の負熱膨張メカニズム
- Ti2O3の特性
- Ti2O3の応用可能性
- 質疑応答
第2部 負熱膨張微粒子PyroAdjuster ® の開発とその特性
(2026年12月10日 13:00〜14:15)
固体を構成する原子の熱振動に由来する「熱膨張」は、物質・材料の普遍的性質である。この熱膨張は、高度に発達した現代産業では致命的な悪影響をもたらし、今後技術が発達するにつれ、あらゆる分野でますます深刻となる。 我々は、あらゆる産業の大敵であるこの熱膨張を微粒子で解決するためのソリューションとして、温めると大きく縮む微粒子「ピロリン酸亜鉛マグネシウム・PyroAdjuster® 」を開発した。室温を中心に大きな負の線膨張率を示し、樹脂や金属、ガラスなど、様々な材料と複合化させることで熱膨張を強力に抑制することができる。また、粒径を小さくしても負熱膨張の機能が損なわれないところに、我々の技術の新規性と優位性がある。本セミナーでは、PyroAdjuster ® の特性等について紹介する。
- 負の熱膨張
- 避けがたい固体の熱膨張
- 負熱膨張材料
- 負熱膨張のメカニズム (従来型)
- 負熱膨張のメカニズム (材料組織型)
- 負熱膨張のメカニズム (相転移型)
- 負熱膨張微粒子の開発とその特性
- PyroAdjuster ® – C (パイロアジャスター・Cタイプ)
- PyroAdjuster ® – M (パイロアジャスター・Mタイプ)
- 進化し続けるPyroAdjuster ®
- PyroAdjuster ® の評価事例
- 負熱膨張微粒子の用途展開
- 半導体実装材料
- 3Dプリンター
- 金属複合材料
- 質疑応答
第3部 負熱膨張遷移金属ジルコナイド超伝導体の開発
(2026年12月10日 14:25〜15:40)
負熱膨張材料は様々な応用において重要さを増しており、負熱膨張またはゼロ熱膨張を示す材料の開発が進んでいる。極低温で動作する超伝導素子においても熱膨張制御は重要であり、室温と低温の熱サイクルによる素子劣化の改善が期待される。 本講演では、超伝導体である遷移金属ジルコナイド系が示す巨大な負の線熱膨張を紹介し、元素置換、圧力効果、水素吸蔵によってその特性がどのように変化するかを説明する。
- 超伝導について
- 超伝導状態
- 超伝導体の種類
- 遷移金属ジルコナイドTrZr2の負熱膨張制御
- 遷移金属ジルコナイドTrZr2
- 巨大なc軸負熱膨張
- 元素置換効果
- 圧力効果
- 水素化の効果 (CoZr2Hx)
- 負熱膨張発現メカニズム
- 代表的なメカニズムと最近の動向
- TrZr2の格子型メカニズム
- CoZr2Hxの磁性型メカニズム
- まとめと今後の展望
- 質疑応答
第4部 多孔性金属錯体MOFのナノスケール化による熱膨張の制御技術
(2026年12月10日 15:50〜17:05)
2025年ノーベル化学賞が京都大学の北川進先生らに贈られることが発表されました。受賞理由は多孔性金属錯体 (metal-organic framework:MOF) の開発です。MOFは金属イオンと有機化合物とを結合させて、ナノメートルサイズの規則的な孔を無数にもつ新しいタイプの多孔性材料です。MOFをガス吸着や分離に利用する研究開発は活発に進められている一方で、熱膨張挙動に着目した研究は数少なく、特に、ナノスケール化したMOFの熱膨張挙動は未知です。 本講座では、MOFの基礎を説明した後、MOFのナノスケール化手法、ナノスケール化したMOFを用いた熱膨張制御に関する最近の研究を説明します。
- 物質の熱膨張
- 一般的な熱膨張挙動
- 熱膨張の制御が必要とされる分野
- 多孔性金属錯体Metal-organic framework:MOF
- MOFの特徴
- 特異な熱膨張挙動を示すMOF
- MOFのナノスケール化技術
- ナノスケールMOFの合成方法
- ナノスケールMOFのサイズ制御
- 構造評価と同定
- ナノスケールMOFの熱膨張挙動
- 熱膨張係数と結晶子サイズとの関係
- 分光法による結合状態と熱膨張挙動の相関
- まとめと今後の展開
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 複数名: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
- 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
- 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
- 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。 - ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。