本セミナーでは、信頼性の基本概念、信頼性試験の体系と各試験の位置づけ、故障物理に基づく加速モデルの選択、試験条件の設定手順と妥当性確認の考え方を基礎から解説いたします。
「加速試験はなぜ失敗するのか」など、実務で判断に迷いやすい点を具体的に取り上げ、自社の業務に応用できる実践力の習得を目指します。
日時
- 2026年12月16日 10時00分〜 2026年12月25日 17時00分
プログラム
製品の不具合の多くは、技術的に高度な課題に敗れて起きるのではなく、設計変更や仕様変更のときに「気づけば防げたはずの問題」を見逃すことで起きています。すでに多くの企業が、起きた問題を解決し、二度と起こさないための標準やチェックシートを整備しています。しかし、それらは過去の設計を前提に作られているため、変更した部分には届きません。ここに、変更点に着目して問題を先回りして見つける未然防止の必要性があります。 本セミナーでは、その具体的な手法であるDRBFMを、基礎から順を追って解説します。DRBFMはトヨタ自動車の信頼性開発を体系化したもので、変更点・変化点に議論を集中させ、設計・評価・製造それぞれの対応まで具体化する手法です。 当日は、講義に加えて演習の時間を多く設けます。身近な製品の材質変更を題材に、変更点・変化点の洗い出しから、機能・要求特性の整理、議論対象の絞り込み、心配点の抽出、そしてワークシートへの記入までを、実際に手を動かしながら一通り体験していただきます。各ステップで講師が解答例と考え方を解説しますので、「理解した」で終わらず「書ける」状態を持ち帰っていただけます。
- なぜ、未然防止が必要なのか
- 「対策」には3つの種類がある
- 問題解決・再発防止・新規設計のための未然防止
- 問題解決・再発防止だけでは、なぜ足りないのか
- 評価・試験に依存した開発の限界
- 標準やチェックシートは、変更点に届かない
- なぜ、見逃しは起きるのか
- データで見る、不具合の発生要因
- 「対策しているつもり」の3つの型 (抜け・影響評価ミス・勘違い)
- 「対策」には3つの種類がある
- DRBFMの基本
- DRBFMの成り立ちと基本的な考え方
- トヨタ自動車の信頼性開発を体系化したGD3とDRBFM
- 変更点・変化点に着目するとはどういうことか
- DRBFMの進め方と、他手法との違い
- DRBFMを行う4つのタイミング
- 構想図
- 試作図
- 試験終了品
- 量産試行品
- 本セミナーで扱う範囲 (試作図のDRBFM)
- FMEA・FTAとDRBFMの関係
- DRBFMを行う4つのタイミング
- 議論とOJTの場としてのDRBFM
- 形骸化はなぜ起きるのか
- 管理のツールではなく、議論と人材育成の場として使う
- DRBFMの成り立ちと基本的な考え方
- 変更点・変化点を捉える
- 変更点と変化点の違い
- 変更点から変化点を導く考え方
- 変更点・変化点の洗い出し方法
- 心配点を抽出する
- 心配点とは何か (故障モードとの関係)
- 「どう壊れるか」と「何が困るか」
- 浅い記述と深い記述の違い
- 変更点・変化点から心配点への論理的なつなぎ方
- 重要な機能の特定と、機能・要求特性の整理
- 相互影響マトリクスによる議論対象の絞り込み
- 一人で閉じず、専門アドバイザと議論する
- 設計者だけで「問題なし」と判断しない
- 専門アドバイザの選び方と、投げかける問い
- 心配点とは何か (故障モードとの関係)
- 【総合演習】変更点・変化点から心配点を抽出する
- 洗濯ばさみのばね材質変更 (ステンレス鋼線→亜鉛めっき炭素鋼線) を題材に、各ステップで受講者が記入し、講師が解答例と考え方を解説します。
- 変更点・変化点の整理
- 新旧の材料データシートを比較し、変更点・変化点比較一覧表を作成する
- 重要な機能の特定
- 絶対に避けなければならない最悪の事態から、守るべき機能を特定する
- 機能・要求特性の整理
- 構成部品と製品全体の機能・要求特性を書き出す
- 議論対象の絞り込み
- 相互影響マトリクスで、影響の大きい組み合わせを特定する
- 心配点の具体化
- 最も重要と思われる心配点を、因果がつながる形で記述する
- 対応を決定する
- DRBFMワークシートの構造
- 変更点・変化点から心配点までを記入する
- これまでに検討した内容を、一つの因果としてつながる形で書く
- 心配点を除くためにどんな設計をしたか
- 設計内容と、成立すると判断した根拠を数値で書く
- 推奨する対応を決定する
- 設計・評価・製造の視点で対応を書き分ける
- 対策の十分性を、因果と根拠で確認する
- 【演習】DRBFMワークシートの作成と解説
- 抽出した心配点から、お客様への影響と重要度までを記入する
- 心配点を除くための設計内容と、設計・評価・製造の対応を検討する
- 講師による記載例と考え方の解説
- DRBFMへのAI活用
- AIの役割と、代表的なAIの使い分け
- 効果が出やすい検討項目と活用手順
- AIに与える情報と、依頼文の基本型
- 具体例と、基準資料の持たせ方・注意点
- AIでできること・できないこと
- 鵜呑みにせず、規格値・ミルシートに戻って確認する
- まとめ・質疑応答
- 実務に適用するための要点整理
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 複数名: 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
アーカイブ配信セミナー
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年12月16日〜25日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。