本セミナーでは、XR向けスマートグラス、車載HUDなどの実用化や高度化が進む今、改めて問われる人間中心のヒューマンインターフェースの考え方と各種技術への落とし込み方を解説いたします。
近年のディスプレイ・画像/光学デバイスの進展とそこに見る人間中心設計の課題、人の五感・認知機構・感性のメカニズムから、それらを考慮したデバイス開発への落とし込みまで、フレキシブル/ストレッチャブル/ウェアラブル、電子ホログラフィ・立体表示、液晶・有機材料、可変偏光フィルター、光シャッター、光ナノインプリント・ロール工程といった転写製造技術などの豊富な開発事例とともに解説いたします。
日時
- 2026年11月26日 10時00分〜 2026年11月26日 17時00分
開催予定
プログラム
近年、XR向けスマートグラスや車載用ヘッドアップディスプレイをはじめ、人と情報との接点となる情報提示デバイスの進化が進む中、単に高精細な映像を表示するだけでなく、実物感や没入感・臨場感の演出など、人間の認知機構や感性の特質を考慮した人間中心のヒューマンインターフェースの開発がますます重要になっている。 本講演では、人間科学に基づき人に優しいヒューマンインターフェースの考え方と材料・デバイス・システム開発への落とし込みについて、ディスプレイをはじめ各種画像デバイスの開発事例を交えながら解説する。視覚を中心とした情報授受デバイスについて、その特徴や人との関わりから見た課題、今後の人間中心のスマート情報化社会にむけた展望までを俯瞰し、新しいハードウェアの企画コンセプトや方向性を考える上で、製品の研究開発の動機・駆動力・設計指針を体系的に明示することを目的とする。
- 情報技術における人間科学の重要性
- 人の生理・心理・思考・行動を解明する人間科学の基盤
- 生物学的進化に基づく大脳の情報認知機構
- 人類の生き残り戦略としての情報の共有化
- 情報伝達・表現の手段:情報メディア
- 情報通信メディアの歴史と発展の方向性
- 人と情報の介在技術 (ヒューマンインターフェース) の進化
- 今後の情報化社会を先導する人に優しい情報技術
- 人の情報取得・認知の仕組みと応用
- 外部環境情報の認知と共有の必要性
- 五感の種類・原理・特質
- 大脳における情報の統合認識
- 錯覚・幻覚現象による認知モデルの解明
- マルチモーダル・クロスモーダル効果とその活用
- 五感・認知機構から考えるヒューマンインターフェースの設計指針
- 五感に対する各種ヒューマンインターフェース技術
- 視覚・色覚に基づく画像の入力・伝送・出力技術:画像エレクトロニクス
- 電子ディスプレイの設計指針:画質の設計・評価パラメータ
- 多様な電子ディスプレイの分類と動作原理
- 超高解像度画像システムの実用例:スーパーハイビジョンテレビ
- ハードウェア・ソフトウェア連携による情報伝達の効率化
- ディスプレイおよび画像・光学デバイス技術の現状と課題
- AR/VR用のニアアイディスプレイ (スマートグラスなど) の進展
- 車載用途の各種ディスプレイ (ヘッドアップディスプレイなど) の課題
- 理想特性のマイクロLEDディスプレイへの期待
- 人の感性を活用した高機能照明器具の登場
- 照明・表示の技術融合と環境情報の共有化
- 開発事例1 : 人間科学の視点を材料・デバイスの開発・設計へ落とし込む
〜人と情報をつなぐディスプレイと画像・光学技術〜- 情報メディアに求められる多様な材料・デバイス技術
- 機械特性・光学特性を自在に制御できる有機材料 (ソフトマテリアル) の活用
- 光機能性の液晶材料・デバイスの導入
- 人の感性に即したディスプレイ技術
- 大画面の携帯性に優れたフレキシブル化 (フォルダブル化とロールアップ化)
- 様々な生活環境への実装技術:アンビエント化
- 人体装着に適したストレッチャブル化・ウェラブル化
- 視覚疲労がなく奥行きを自在に変えられる電子ホログラフィ立体表示技術
- ホログラム再生に必要な超高解像度空間光変調素子の駆動法の開発
- 再生像のシミュレーション技術と素子設計へのフィードバック
- 画質低下の要因となるスペックルノイズの低減法の提案
- 視認性を高める画像情報取得用の適応光学デバイス
- 強い反射光を取り除いてコントラストを確保する撮像用可変偏光フィルター
- 異なる照明下でも色ずれが生じない撮像用色温度変換フィルター
- 被写体表面の反射を制御して撮影環境を演出する照明用偏光フィルター
- 散乱光の制御により顔の陰影 (表情) を変えられる照明用光シャッター
- 開発事例2 : 人間科学の視点を各種デバイス技術の開発へ落とし込む
〜スマート社会を支える情報環境技術〜- 高画質映像の通信を可能とする無線伝送路制御デバイス
- 送信アンテナの放射指向性を最適化できるフェーズドアレイ用移相器
〜大容量の高周波無線通信のサービスエリア拡大〜 - ビル影障害を解消するミリ波リフレクトアレイ (電波反射板)
〜通信途絶を解消して違和感のない無線通信サービスへ (5G以降) 〜
- 送信アンテナの放射指向性を最適化できるフェーズドアレイ用移相器
- 柔らかい有機材料の半導体・導体・絶縁物を基にしたエレクトロニクスの創出
- 人間環境に優しい転写製造技術への展開
- 光ナノインプリント
- ロール工程
- 高画質映像の通信を可能とする無線伝送路制御デバイス
- AI利用によるヒューマンインターフェースの進化
- 大脳の神経ネットワークを模した人工知能 (AI) モデルの基礎研究
- AI計算の特質:多くの経験則の総合化 (統計的処理)
- 学習モデルの巨大化・複雑化に伴う専門から一般分野への拡張
- 便利な作業・思考の代替ツールから人間・社会深部への進出へ
- 人との整合性を高める感覚・認識の補助
- 人に似た感性を有するAIとの共生
- 疑似感覚を持つ自律ロボットの高精度・高速情報処理に向けて
- 今後の社会発展に不可欠な人々の個性・多様性の確保
- ブレインマシンインタフェースの進展と可能性
- 血液酸素濃度や脳波による脳活動計測
- 脳活動分布の実時間把握による脳機能の解明
- 感覚受容・思考・行動の把握・制御の可能性
- 人間中心のスマート情報化社会と社会課題の克服に向けて
- 誰もが豊かな情報を享受できる情報環境
- 人々の共感・絆を高める情報サービス
- 生きがい・幸福感・安心感が得られる社会の醸成
- 持続可能な産業・サービス技術との共存
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
- 複数名: 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 27,500円(税別) / 30,250円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,500円(税別) / 90,750円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 請求書は、代表者にご送付いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。 - 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。 - ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。