工業プロセスにおいて、いかにエネルギーを最適化するかが重要視されるなか、化学産業では特にエネルギー集約型のプロセスが多く、熱エネルギーの効率化や省エネ化が喫緊の課題となっています。
本セミナーでは、熱エネルギー利用最適化について取り上げ、ユーティリティやプロセスのエネルギー収支を手がかりに、その中に含まれる「本来有効に使えたはずのエネルギーの損失」を特定し、量と質の双方から熱エネルギーのムダを削減する考え方を基礎から解説いたします。
日時
- 2027年1月19日 10時30分〜 2027年2月1日 16時30分
開催予定
プログラム
ホルムズ海峡封鎖危機に伴う原油及びナフサ不足には、石油化学製品が日常生活のあらゆる用途に利用されていることが再認識させられました。これらの製品はプロセス工業において製造されますが、ナフサ不足に伴う値上げ及びカーボンニュートラル2050要請の中で、コストダウンが課題とされています。熱エネルギー利用最適化はこれら要請に応える最も着実な解決手法です。製造プロセスのエネルギー削減ポテンシャルの評価、その削減ポテンシャルを改善フローに具体化することが最適化の一歩となります。 本セミナーでは改善フローの構築手法を解説すべく、熱力学第2法則に基づくエネルギーの損失原理・効率評価、エネルギー利用構造・診断、既存設備の性能改善、有効エネルギー損失評価、そしてプロセス改善ガイドとして取り纏め、【基礎編】として網羅した構成としています。“熱エネルギー利用最適化技術”を修得することによって、プロセス工業の省エネルギー技術者として自信をもって多くの課題にチャレンジ可能です。
- 第1章:エネルギー損失の定義と基本原理
- 熱力学第1法則 (エネルギー保存) の限界
- 第1法則 量の管理による第2法則 (質) の変化
- 有効エネルギー (エクセルギー) の定義
- 理想仕事と損失仕事
- 省エネルギーへのアプローチ
- 熱経済性 (Thermoeconomics)
- まとめ:「量の削減」から「質の管理」へ
- 第2章:エネルギー利用構造の把握
- 質の階層構造
- 有効エネルギーの価値
- スチーム、燃焼、ユーティリティの評価
- エネルギー診断の目的、必要なデータ
- データ不足への対処
- オンサイト診断の実施例:芳香族分離ユニット
- まとめ:エネルギー利用構造の可視化から全体最適化
- 第3章:既存設備のエネルギー性能改善
- ムダの最少化
- 燃焼効率の改善
- ドラフト制御
- スチームトラップ
- エネルギー管理システム
- 技術的目標の設定、過剰品質の是正
- 第4章:熱力学的解析による評価方法
- 熱力学的解析のステップ
- 例) プロパン-プロピレン分離プロセス
- 例) n-オクタンの1-ブテン及びn-ブタンへの分解反応
- 例) スチーム電力システム
- 熱力学的解析のステップ
- 第5章:実務への活用ポイント
- 化学反応
- 分離
- 伝熱
- プロセス機器
- 系間の相互作用及び経済性
- 主要な単位操作
- プラント全体
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
- 複数名: 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。 - 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
アーカイブ配信セミナー
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間は2027年1月19日〜2月1日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。 - セミナー資料は印刷・送付いたします。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。