海洋生物付着防止材料、船底防汚塗料の開発動向と今後の展望

オンライン 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部 海洋生物の防御機能を模倣した環境に優しい海洋生物付着防止化合物の開発

(2026年11月19日 10:30〜12:00)

 演者の取り組みを中心に環境にやさしい新規船底防汚物質の開発について紹介する。付着生物の汚損による経済的損失を防ぐために防汚塗料は不可欠であるが、その防汚物質には毒性の強い化合物が用いられており、トレードオフの状況下が永く続いている。このトレードオフを解消するための化合物の開発が求められている。

  1. 船底防汚塗料の必要性
    1. 付着生物とは
    2. 付着生物による経済損失の概要
    3. 船底防汚塗料の必要性
    4. 船底防汚塗料の成分
  2. 既存船底防汚物質とその問題点
    1. すでに使用禁止された物質
    2. シーナイン211や銅ピリチオンなど
    3. メデトミジン (商品名:セレクトープ)
  3. アカデミアによる新規船底防汚物質開発の試み
    1. 物理的、化学的防汚の試み
    2. 天然有機化合物について
    3. 有機合成技術について
    4. 北野らの試み
    5. 高村らの試み
  4. 演者らの試み
    1. オマエザレン
    2. イソシアノカジネン
    3. ドラスタチン16と社会実装に向けた取り組み
  5. 総括
    • 質疑応答

第2部 フジツボ等海洋生物の付着メカニズムと環境に優しい防汚材料の開発

(2026年11月19日 13:00〜14:30)

 海洋の付着生物を中心に、その主要な種類と付着メカニズムと付着生物による被害の概要について紹介する。  また、世界的に盛んに研究が行われている環境負荷の少ない防汚対策について、我々の取り組みも含めて開発動向を紹介する。

  1. 海洋付着生物の概説
    1. 海洋付着生物とは
    2. 海洋付着生物の種類と生態
    3. 海洋付着生物の付着メカニズム
  2. 付着生物による被害事例
    1. 発電所等臨海取水設備の事例
    2. 船舶の事例
    3. 海面養殖の事例
  3. 環境負荷の少ない防汚対策の開発動向
    1. なぜ低環境負荷が必要か?
    2. 既存の防汚対策
    3. 防汚材料の開発動向
    4. 表面の物性制御による防汚材料の開発
    • 質疑応答

第3部 船底防汚塗料の防汚性能評価に向けたラボ生物試験法の開発

(2026年11月19日 14:40〜16:10)

 本講演では、海洋生物の付着による船体汚損について、その影響と国際的な動向を紹介した上で、船底防汚塗料の性能評価におけるラボ生物試験の必要性を解説する。次に、供試生物種の選定、試験条件、判定基準および防汚性能の評価方法に関する検討結果を示す。さらに、我が国が主導して試験法の審議を進め、国際規格 (ISO規格) として発行されるに至った経緯について紹介する。  これらを通じて、ラボ生物試験を初期スクリーニングとして位置づけ、実海域浸漬試験へ段階的につなぐTier型評価体系の考え方と、船底防汚塗料の効率的かつ信頼性の高い性能評価法について解説する。

  1. 船底防汚塗料の性能評価を取り巻く現状
    1. 海洋生物の付着による船体汚損
    2. 船体汚損が船舶運航および海洋環境に及ぼす影響
    3. 船底防汚塗料の性能評価における課題
    4. ラボ生物試験法を構築する必要性
  2. 船底防汚塗料を対象としたラボ生物試験法の構築
    1. ラボ生物試験法の概要
    2. 供試生物種ごとの試験方法
    3. 試験条件、判定基準および防汚性能の評価方法
    4. Tier型評価体系におけるラボ生物試験の位置づけ
    5. ラボ生物試験と実海域浸漬試験との関係
  3. ラボ生物試験法の国際標準化に向けた取り組み
    1. 国際標準化機構 (ISO) と国際規格策定の仕組み
    2. 我が国が主導した国際標準化審議
    3. 国際規格の発行とその意義
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

第4部 船底防汚塗料の研究開発動向と今後の展望

(2026年11月19日 16:20〜17:20)

 船底防汚塗料は、古くから船舶の運航効率や保全を支える重要な技術として、海運・造船の歴史とともに進化を遂げてきた。  本講座では、防汚塗料が果たしてきた社会的・産業的意義やその概要、さらには近年の関連法規制を広く紹介するとともに、最新の研究開発動向ならびに今後の展望について解説する。

  1. 船底防汚塗料について
    1. 船底付着防止と船底防汚塗料とその歴史
    2. 付着生物と船底防汚塗料
    3. 船底防汚塗料をめぐる法規制の動向
  2. 船底防汚塗料の研究開発の動向
    1. 最新の防汚塗料開発
    2. 船底塗料に起因する摩擦抵抗評価技術の開発
    3. 実海域実船性能評価技術の開発
  3. 情報技術の活用ならびに船体性能評価
    1. 情報技術の活用事例
    2. 練習船を活用した船体性能評価の事例
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

受講料

  • 1名様: 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 複数名: 55,000円(税別) / 60,500円(税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
セミナーに申し込む