本セミナーでは、廃プラスチックのリサイクル技術の基礎、ケミカルリサイクル、家電プラスチック高度選別技術と自己循環リサイクル、廃棄プラスチックの選別技術について詳解いたします。
日時
- 2026年11月13日 10時30分〜 2026年11月13日 16時20分
プログラム
第1部 再利用が困難なポリエチレン・ポリプロピレン製品のリサイクル:分析と再利用法
(2026年11月13日 10:30〜12:00)
プラスチックのリサイクルは、国際情勢や経済情勢に大きな影響を受けて、何度と無くリサイクルの風が遮られてきた。演者は幸運にも大学の研究者として約20年間、化学的手法を使用したケミカルリサイクルについて、PET、ポリカーボネート、FRPなどを原料へ分解する技術を研究してきた。 本セミナーでは、機械的リサイクルのマテリアルリサイクルに化学の手法を取り入れたケミカルマテリアルリサイクルで、使用する環境で劣化や取り扱いが難しくなったポリエチレンやポリプロピレンの製品について再利用を講演する。また、多種プラスチックを含むラミネートフィルムのリサイクルについても説明する。
- はじめに
- プラスチックの総生産量
- プラスチックの廃棄量
- プラスチックのリサイクルの現状
- 再利用が困難なポリエチレン・ポリプロピレン製品
- ポリエチレン・ポリプロピレンの溶媒の溶解性
- プラスチックの耐薬品性
- プラスチックの溶解性:Hansen溶解度パラメーター
- プラスチックの溶解性についての研究
- ポリエチレン・ポリプロピレンの溶媒の溶解性を用いた純度測定法
- 多重層ラミネートフィルムのリサイクルのアプローチ
- 多重層ラミネートフィルムの生産量と廃棄量
- 多重層ラミネートフィルムの構造
- 多重層ラミネートフィルムのリサイクルの現状と問題点
- 溶媒を用いた多重層ラミネートフィルムのリサイクルのアプローチ
- 使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクル
- 使い捨てポリプロピレン製マスクの現状
- ゴミとしての使い捨てポリプロピレン製マスクの現状
- 使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクルの問題点
- 溶媒を用いた使い捨てポリプロピレン製マスクのリサイクル
- 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレンのリサイクル
- 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレン
- 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレンの現状
- ポリエチレン・ポリプロピレンの紫外線劣化機構
- 海洋プラスチックのリサイクル
- 海洋プラスチックの現状とリサイクル
- 溶媒を用いた海洋プラスチックのリサイクル:ポリエチレン製浮きブイについて
- 家庭環境中のポリプロピレン製の網戸のリサイクル
- ポリプロピレン製の網戸の紫外線劣化の経時変化
- 溶媒を用いたポリプロピレン製の網戸のリサイクル
- 紫外線劣化ポリエチレン・ポリプロピレン
- まとめと今後の展望
第2部 家電混合プラスチックの高度選別技術と水平リサイクル
(2026年11月13日 13:00〜14:30)
日本の廃プラスチック823万トンのうちプラスチック素材としてマテリアルリサイクルされているものは22%に過ぎず、それ以外の大部分はサーマルリサイクルや焼却されている。プラスチックの原料である石油は枯渇資源であり、かつ燃やすと二酸化炭素を排出してしまう。それ故、できる限りマテリアルリサイクルするのが望ましいが、単一種類のプラスチックとして回収されるのはごく一部で大半は混合プラスチックであるため、そのままではマテリアルリサイクルが難しい。 本講演では、家電プラスチックを例に、混合プラスチックから単一プラスチックを高純度に回収する高度選別技術と、回収プラスチックの水平リサイクル (家電to家電) について解説する。
- プラスチックをとりまく社会動向
- サーキュラーエコノミー〜リサイクルからリソーシングへ
- 家電リサイクル処理の基本構成
- 家電混合プラスチックの高度選別技術
- 微破砕選別 (高度選別前処理)
- 高度選別工程の概要
- 湿式比重選別 (浮沈選別、ジグ選別)
- 静電選別
- 高度選別量産プラント
- 高度選別プラントの品質管理
- 再生材の課題と対応
- 物理劣化と化学劣化
- 微少異物
- 長期耐熱性
- 色の制約
- 意匠性
- 製品適用事例
- 今後の取り組み〜高度選別のDX化による新たな事業創出
第3部 自動車プラスチック部品における課題とリサイクル技術 (2026年11月13日 14:50〜16:20)
欧州の自動車リサイクル法の改正論議や国内の自動車工業会のガイドラインより、2030年以降を目途に、自動車プラスチック部品には、市中リサイクル材や使用済自動車から回収されたプラスチック部品をリサイクル材として、使用されていくことが求められている。そうした中、自動車メーカーのみならず、材料や再生メーカー、そして、自動車再資源化業者などが協力し、施策や技術開発などの検討が進んでいる。 本セミナーでは、自動車リサイクルの現状と課題から、マテリアルリサイクルを中心としたプラスチックのリサイクル技術の動向について説明することで、今後の自動車プラスチックのリサイクルの課題と技術開発の理解を深めることを目的としています。
- 自動車を取り巻く環境
- カーボンニュートラルとリサイクル
- 自動車へのプラスチック適用状況
- 自動車の再資源化
- 自動車リサイクル法と規制動向
- 現状の再資源化フロー
- 自動車プラスチックのリサイクル技術
- プラスチックリサイクル
- CFRPリサイクル
- 海外のリサイクル
- まとめ
受講料
- 1名様: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 複数名: 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
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- 視聴期間は2026年11月16日〜30日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。