本セミナーでは、音響・振動データの信号処理・特徴抽出から、機械学習・深層学習による異常検知、画像・音・振動を組み合わせるセンサフュージョン/マルチモーダルAIまでを解説いたします。
少量データ環境でのモデル構築、誤検知の低減、評価方法、実設備への導入ポイントを学び、モータ・ポンプ・ファン・ベアリングなどの設備診断にAIを活かすための実践力を身につけていただけます。
日時
- 2026年11月13日 10時30分〜 2026年11月13日 16時30分
プログラム
製造設備、機械、インフラ、モビリティ、医療・ヘルスケアなどのさまざまな分野において、AIを利用した異常検知や状態推定への関心が高まっています。
一方、実際の対象から得られる情報は、画像だけ、音だけ、振動だけといった単一の情報に限られるものではありません。例えば機械設備では、外観画像に加えて、動作音、振動、温度、電流などの複数の情報が得られます。これらを適切に組み合わせることで、単一のセンサだけでは検出が困難な異常を捉えたり、誤検知を低減したりすることが期待できます。
このように、性質の異なる複数の情報をAIによって統合して解析する技術が「マルチモーダルAI」です。
本講座では、マルチモーダルAIを理解するために必要となる信号処理、特徴抽出、機械学習・深層学習の基礎から解説し、音響・振動・画像・各種センサ時系列データの解析方法、さらに複数の情報を統合するEarly Fusion、Feature-level Fusion、Late Fusion、Attention、Transformerなどについて、できるだけ直感的に説明します。
また、実際の研究開発で問題となる「異常データが十分に集められない」「センサによってデータ量や時間軸が異なる」「一部のセンサ情報が欠損する」「学習時と実環境でデータの性質が変化する」といった問題についても取り上げます。
さらに、自己教師あり学習、Contrastive Learning、Foundation Model、生成AI、Few-shot/Zero-shot Learningなどの最新技術や、SHAP、Grad-CAM等の説明可能AI (XAI) についても解説し、AIによる異常検知・状態推定システムを実際の研究開発へ導入する際の考え方を体系的に紹介します。
数式やAI理論のみを中心とするのではなく、**「どのようなデータを取得すべきか」「どのセンサを組み合わせるべきか」「どの段階で情報を統合すればよいか」「AIの判断結果をどのように評価すればよいか」**という実務上の観点を重視します。
- マルチモーダルAIと異常検知・状態推定の基礎
- AIによる異常検知・状態推定とは
- 教師あり学習と教師なし学習
- 正常・異常データをどのように考えるか
- 単一センサによる異常検知の限界
- マルチモーダルAIとは
- センサフュージョンとの関係
- 音・振動・画像・温度・電流等から得られる情報
- 複数センサを利用するメリットとデメリット
- Early Fusion/Feature Fusion/Late Fusion
- マルチモーダルAIの代表的な応用例
- 音・振動・センサ時系列データのAI解析
- 時系列信号の基本的な考え方
- サンプリングと前処理
- 実環境で問題となるノイズ
- FFTによる周波数解析
- STFTとスペクトログラム
- Wavelet解析
- 時間領域・周波数領域の特徴量
- 音響・振動データを画像として扱う方法
- CNNによる信号分類
- Autoencoderによる異常検知
- 正常データしか得られない場合の異常検知
- 画像AIによる異常検知
- 画像認識とCNN
- Transfer Learning
- 物体検出 (Object Detection)
- Segmentation
- Autoencoderによる画像異常検知
- 少量の異常画像しかない場合の対応
- Vision Transformer (ViT)
- 画像だけでは検出できない異常とは
- 音・振動情報を組み合わせる意義
- マルチモーダルAIによる情報統合
- 本講座の中心技術- 複数センサ情報をどこで統合するか
- Early Fusion
- Feature-level Fusion
- Late/Decision-level Fusion
- 各方式の長所・短所と使い分け
- 音+画像の統合
- 振動+画像の統合
- 音+振動の統合
- 複数時系列センサの統合
- Attentionによる重要情報の選択
- Cross Attentionによる異種情報の統合
- Transformerによるマルチモーダル解析
- 時間同期が異なるセンサをどう扱うか
- データ量・サンプリング周波数が異なる場合
- 一部センサが欠損した場合
- 「センサを増やせば精度は上がる」のか
- 最適なセンサ組合せを考える方法
- 少量データと最新AI技術
- Transformer・Foundation Model・生成AI- 実際の異常検知でデータが集まらない理由
- Data Augmentation
- Transfer Learning
- 自己教師あり学習 (Self-supervised Learning)
- Contrastive Learning
- Few-shot Learning
- Zero-shot Learning
- Transformerによる時系列解析
- Foundation Modelとは
- Vision/Audio/Time-series Foundation Model
- Vision-Language/Audio-Language Model
- 生成AIによる学習データ生成
- Diffusion Modelの利用可能性
- マルチモーダルFoundation Modelの今後
- AIの信頼性・XAIと実システムへの導入
- AI性能をどのように評価するか
- Accuracyだけでは不十分な理由
- Precision/Recall/F1
- ROC/AUC
- 異常検知における誤検知と見逃し
- 説明可能AI (XAI) とは
- SHAPによる特徴量重要度の評価
- Grad-CAMによる画像判断根拠の可視化
- Attentionの可視化
- どのセンサが判定に寄与したのかを調べる
- センサノイズ・センサ故障への対応
- 学習環境と実環境の違い – Domain Shift
- 実環境でAI性能が低下する原因
- マルチモーダルAIシステム構築時の注意点
- 今後の技術動向と研究開発への導入指針
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 複数名: 25,000円(税別) / 27,500円(税込)
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- R&D支援センターからの案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- R&D支援センターからの案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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ライブ配信セミナーをご希望の場合
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アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- 視聴期間は2026年11月16日〜24日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。