本セミナーでは、環境にやさしい水、グリーン溶媒として注目を集める超臨界・亜臨界水としての特性・応用について、基礎からやさしく解説いたします。
無害で安価でどこでも手に入る水を溶媒として広く使いたいという要望は非常に強い。 一方、多くの有機物を溶解できない通常の水の溶媒としての用途は限られている。この20年間、大きな反応性と特異な溶媒特性を持つ高温の超臨界・亜臨界水が大きな注目を浴びている。 この水は通常の室温~100℃の水と異なり、有機物を溶解し加水分解する能力が高い。この高温水の応用分野は、有害物質の無害化、廃棄物の資源化・エネルギー利用、廃プラスチックのリサイクル、天然物中の有用成分の熱水抽出等と幅広い。 このセミナーでは超臨界・亜臨界水の特異な溶媒特性とその利用技術の基礎、グリーンケミストリーへの応用例を分かりやすく解説する。