本セミナーでは、ファインバブル・マイクロバブルの基礎から解説し、反応プロセスへ活用するポイント、今後の課題と可能性について詳解いたします。
日時
- 2026年11月9日 13時30分〜 2026年11月9日 16時30分
プログラム
近年、ファインバブル技術は、水処理、農業、水産、食品、化学プロセス、医療・ヘルスケア分野など、幅広い産業分野で研究開発や実用化が進められている。ファインバブルは気泡径によりマイクロバブルおよびウルトラファインバブルに分類され、気液接触面積の増大や水中での特異な挙動など、従来の気泡とは異なる特徴を有することから、さまざまな用途への展開が期待されている。 一方で、近年は多くの企業や研究機関が独自にファインバブル発生器の開発や導入を進めており、加圧溶解式、エジェクター式、ベン チュリ式、旋回流式、多孔質式など、さまざまな方式のバブルジェネレータが利用されるようになっている。しかしながら、「期待した効果が得られない」「装置ごとの性能差が分からない」「測定された気泡径や個数密度をどのように解釈すればよいか分からない」といった課題に直面することも少なくない。 これらの課題を理解するためには、ファインバブルそのものの特徴を知るだけではなく、気泡がどのような原理で生成され、発生装置の構造や運転条件によって気泡径、気泡数、ガスホールドアップ、物質移動特性などがどのように変化するのかを理解することが重要である。また、生成した気泡をどのような方法で測定・評価するのか、得られた測定値が何を表しているのかについても正しく理解する必要がある。 本セミナーでは、まずマイクロバブルおよびウルトラファインバブルの定義と基本特性を整理し、気泡径による浮上、溶解・収縮、比表面積、表面電位、疎水性相互作用などの違いについて基礎から解説する。続いて、各種ファインバブル発生装置の発生原理と構造、装置ごとの特徴や差異、装置選定・設計の基本的な考え方について説明する。さらに、マイクロバブルおよびウルトラファインバブルの粒径・個数密度をはじめとする測定・評価方法と、測定結果を解釈する際の基本的な考え方について解説する。 また、ウルトラファインバブルを理解するうえで重要な問題として、「非常に小さな気泡であるにもかかわらず、なぜ液中に長期間存在できるのか」という点について取り上げる。微小気泡では表面張力に起因する気泡内圧の上昇により、単純には速やかに溶解・消滅すると考えられる。一方、実際にはウルトラファインバブルが長期間観測されることが知られている。本セミナーでは、ウルトラファインバブルの分散安定性について、これまで提案されてきた考え方を整理するとともに、近年の研究から得られつつある知見も交えながら、その安定性を考えるうえで重要となる視点について紹介する。 最後に、農業、水産、環境、洗浄などにおけるファインバブルの活用事例を紹介し、発生装置、気泡特性、測定・評価および利用目的をどのように結び付けて考えるべきかを整理する。 ファインバブル技術について、単に「小さな気泡を発生させる技術」として捉えるのではなく、気泡の基礎物性、発生、挙動、測定、安定性および機能発現までを一連の現象として体系的に理解し、研究開発、装置設計・導入および実用化に役立てるための基礎的な考え方を解説する。
- はじめに
- ファインバブルの歴史
- ファインバブルの特徴と特性
- マイクロバブルの上昇速度
- マイクロバブル流の摩擦抵抗の低減
- マイクロバブルの自己加圧効果
- マイクロバブルの溶解・収縮
- ファインバブルの比表面積
- ファインバブルの表面電位と静電気的作用
- ファインバブルの疎水性相互作用
- ファインバブルの活性酸素種 (OH ラジカル) の生成
- ウルトラファインバブルの分散安定性と長期残存
- 微小気泡の内圧と溶解
- ウルトラファインバブルの安定性に関する従来の考え方
- なぜウルトラファインバブルは長期間存在できるのか
- 近年の研究から考えるウルトラファインバブルの安定性
- ファインバブル発生技術 〜 発生原理・装置の特徴とその差異、使い方等 〜
- マイクロバブル発生装置
- ウルトラファインバブル発生装置
- 効果を引き出すための装置の選定・設計方法
- ファインバブル計測技術とその評価法 〜 粒子径・粒子数や特性・機能等 〜
- ファインバブルのバルク液物性計測・評価法
- マイクロバブル計測・評価法
- ウルトラファインバブル計測・評価法
- ファインバブルの活用事例と適用のポイント
- 農業、水産業
- 農作物 (水産物) の成長促進
- 鮮度保持
- 環境
- 工場排水処理
- 洗浄
- トイレ洗浄
- ウエハー洗浄
- 野菜・食品 等
- 農業、水産業
- 質疑応答
受講料
- 1名様: 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 複数名: 18,000円(税別) / 19,800円(税込)
案内割引・複数名同時申込割引について
シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。
- Eメール案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
- Eメール案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
アカデミック割引
- 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)
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ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 Zoomのシステム要件 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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