耐指紋・防汚材料の設計・評価・応用

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プログラム

第1部 指紋・汚れの付着メカニズムとこれから求められる耐指紋・防汚材料への機能性付与

(2026年9月30日 9:50〜11:20)

 携帯端末や家電、ショールーム、照明器具のような最近の持ち運びでの人が触れることによる汚れが目立つようになり、衛生的で見た目にも清潔な表面の美観維持の技術が必要となっている。  今回、指紋汚れの成分とその付着機構の解析により、その汚染対策について評価実例を交えて紹介する。

  1. 指紋汚れ成分について
    1. 皮脂由来の汚れについて
    2. 発汗、皮膚代謝物、粉塵汚れについて
    3. 指紋汚れの油性構成、酸性度、について
  2. 指紋汚れの付着機構について
    1. 皮膚の構造 皮丘、皮溝について
    2. 指紋の構造とその表面の汚れについて
    3. 指紋汚れの付着するメカニズムについて
  3. 指紋汚れ防汚機構 (付着防止) について
    1. 撥水、撥油機能膜による加工
    2. 付着しにくい表面構造の設計
  4. 指紋汚れを脱落、洗浄の方法について
    1. 洗浄剤の選定
    2. その洗浄システムと装置
    3. 再汚染防止での加工
  5. トータル的な指紋汚れへの対策について
    1. はじく — 汚れを寄せ付けない
    2. 取れやすい — 付着するがすぐ落とせる
    3. 目立たせない — 汚れが拡散し見えにくくする
  6. 耐指紋、防汚性の評価方法について
    1. 撥水、撥油性、親水性、接触角測定
    2. 汚染物スポット試験
      • 汗
      • 水性
      • 皮脂
      • 油性
      • 酸
      • アルカリ
      • 界面活性剤
    3. 耐久、耐候性
      • 促進試験
      • 暴露試験
      • 実用試験
    4. 実使用条件との汚れ具合の相関性、まとめ
  7. 最近の評価実例についての紹介
    1. 携帯端末表面への加工
    2. 家電器具への加工
    3. ショールーム、照明器具等への加工
    • 質疑応答

第2部 「フッ素フリー撥水撥油材」の構造、機能、防汚材料などへの可能性

(2026年9月30日 11:30〜12:30)

 昨今のPFAS規制の議論もありフッ素フリー材料の需要が高まっている。株式会社KRIで開発した、有機-無機ハイブリッド技術の適用により撥水撥油性や防汚性を発現するフッ素フリー材料について解説する。

  1. KRIとは (会社紹介)
  2. PFAS規制の動向
    1. フッ素規制の概要
    2. PFAS規制に該当するフッ素化合物
    3. 国内外の動向
  3. 一般的な撥水撥油材について
    1. 物理因子
    2. 化学因子
  4. フッ素フリー撥水撥油材について
    1. ハイブリッド系
    2. メチルシラン系
    3. 防汚性
    • 質疑応答

第3部 シリカナノ粒子を用いた指紋や汚れの対策技術

(2026年9月30日 13:10〜14:10)

 表面を親水化することにより、汚れの易除去性 (水のみで洗浄可能) 、防曇性 (水滴を作らず濡れ広がる) 、帯電防止性 (空気中の湿気を吸着して静電気を抑える) などの特性を付与することができる。また、親油化によっては油 (脂) 汚れを目立たなくすることができる。  本セミナーでは親水性物質であるシリカナノ粒子について、基礎、作り方の一例について紹介し、応用としてこれを用いた超親水膜について述べる。

  1. 親水性膜と親油性膜
    1. 親水性、疎水性
    2. 親水性膜と親油性膜
    3. 撥水性
      • 撥水撥油
      • 撥水親油
    4. 超親水性膜
  2. 超親水膜とその特長
    1. 超親水性膜の特長
      1. 汚れを落としやすい
      2. 視認性向上
      3. 速乾性
      4. 冷却性
      5. 帯電防止性
      6. 各種塗料やインクの濡れ性、密着性向上
    2. 超親水性膜の課題
  3. シリカナノ粒子とそれを用いた超親水性膜
    1. ゾルゲル法 (アルコキシド法) の基礎
    2. シリカナノ粒子の合成方法例
    3. シリカナノ粒子の作製例
    4. シリカナノ粒子分散液の調製
      1. シリカナノ粒子の合成
      2. 濃縮および溶媒置換
      3. 表面シラノール基密度の測定方法
    5. 超親水性膜の作製
  4. 応用例
    1. 市販親水性膜の紹介
    2. 超親水性膜の応用展開
    • 質疑応答

第4部 防汚表面処理技術の基礎とディスプレイへの応用

(2026年9月30日 14:20〜16:00)

 本講座では防汚表面処理技術の基礎とディスプレイへの応用について述べます。  第1章ではそれを理解するために必要な表面化学の基礎について、その表面エネルギーとそれに影響を与える表面凹凸の影響について、新しい技術的な要素を含めて述べます。第2章では表面処理技術は最表面の物質に大きく作用されますので、表面10nm以下の解析に必要な分子レベルの表面分光分析技術について解説します。また第3章ではディスプレイには視認性向上のために反射防止フィルムが表面に形成されていますが、それに必要な防汚処理技術や耐指紋特性についても述べます。第4章では防汚処理技術はまたそれに利用されている生物模倣技術について、具体的には防汚、防曇、低反射の向上技術について解説します。

  1. 表面化学の基礎
    1. 界面現象
    2. 表面エネルギーの解析
      1. 表面の物理化学
      2. Zisman、Fowksの手法
      3. 具体的な表面エネルギーの算出と各種手法の比較
    3. 表面凹凸の影響
      1. Wenzelの手法
      2. Cassie-Baxterの手法
  2. 表面分析
    1. 表面分析の一般
    2. FTIR
    3. XPS
    4. Auger
  3. ディスプレイ視認性向上技術
    1. ARフィルムの構造と製造装置
    2. 光学特性とARフィルムへの要求特性
    3. AR表面の防汚化技術
      1. 防汚材料
      2. AR表面の防汚膜
      3. 防汚メカニズム
      4. 指紋付着への影響因子
  4. バイオミメティックスのディスプレイへの応用
    1. 生物表面の機能的なwettability
    2. 超撥水と超撥油による防汚
    3. 超親水性表面による防曇
    4. モスアイ表面の低反射
    • 質疑応答

第5部 耐指紋・防汚に関する材料や開発のマーケットおよびトレンド

〜中国、新興国、欧米など〜

(2026年9月30日 15:10〜17:10)

 携帯端末や家電、ショールーム、照明器具のような最近の持ち運びでの人が触れることによる 汚れが目立つようになり、衛生的で見た目にも清潔な表面の美観維持の技術が必要となっている。 今回、指紋汚れの成分とその付着機構の解析により、その汚染対策について評価実例を交えて紹介する。

  1. 「指紋」を気にする世代や地域に傾向はあるのか?
    • 老若男女での意識の差
    • 富裕層と中産層との意識の差
    • 日米欧中などの地域性、気候条件など
  2. 海外での「指紋付着性防止」、「指紋拭取り性向上」に対するニーズや市場規模はどのくらいか? どちらの機能が求められているのか? 「指紋付着性防止」か?「指紋拭取り性向上」か?
    • 欧米
    • 中国
    • その他
  3. 携帯機器、電化製品、交通機関やATM、自動車など「耐指紋」材料の使われる製品や場所で、日本と異なるケースはあるのか?
    • 欧米
    • 中国
    • その他
  4. 海外メーカーと日本のメーカーとでは、耐指紋に関する意識の差、採用するにあたっての要求特性や求める物の違いはあるのか?
    • 欧米
    • 中国
    • その他
  5. 「指紋」を含めた汚れや耐キズ性なども含め、保護マテリアルに関する研究開発に積極的な海外メーカーや海外の研究機関はどこか?
    • 欧米
    • 中国
    • その他
    • 質疑応答

受講料

  • 1名様: 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 複数名: 55,000円(税別) / 60,500円(税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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