ペロブスカイト太陽電池、タンデム型太陽電池の開発動向と高効率化技術

オンライン 開催

本セミナーでは、ペロブスカイト太陽電池を取り上げ、大面積化、耐久性向上、コスト等実用化への課題を解決する材料設計や作製技術を豊富な事例とともに解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 ペロブスカイト/Si・CIGSタンデム太陽電池の開発動向と今後の展望

(2026年9月28日 10:30〜12:00)

 本講演では、ペロブスカイト太陽電池の軽量性・柔軟性・高効率性といった特長を活かし、シリコンおよびCIGSとの異種タンデム構造に展開した研究成果を紹介する。  薄型シリコンヘテロ接合を用いた軽量フレキシブルデバイスの実現や、カルコパイライト系薄膜とのモノリシックタンデムにおけるキャリア再結合層の最適化による高効率化など、設計上の要点と実験的工夫を議論する。  これにより、ペロブスカイト系タンデム太陽電池の現状と将来展望を俯瞰し、次世代太陽光発電技術の可能性を探る。

  1. イントロダクション
    1. タンデム型太陽電池
    2. ペロブスカイト系タンデム太陽電池
  2. 軽量・フレキシブルなペロブスカイト/シリコンタンデム太陽電池
    1. ペロブスカイト/薄型シリコンタンデム太陽電池
    2. 両面受光型ペロブスカイト/薄型シリコンタンデム太陽電池
  3. ペロブスカイト/CIGSタンデム太陽電池
    1. ペロブスカイト/CIGSタンデム太陽電池の課題
    2. キャリア再結合層にALD酸化膜を挿入したタンデムセル
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

第2部 自己組織化と自己偏析を利用した多層一括成膜によるペロブスカイト太陽電池の高速製造技術

(2026年9月28日 13:00〜14:30)

 本講演では、ペロブスカイト太陽電池の基礎、デバイス構造、成膜プロセス、界面制御技術を概説した上で、自己組織化および自己偏析を利用した多層一括成膜技術について紹介する。特に、透明導電膜との反応を利用した正孔輸送層の自己組織化形成、混合溶媒系を用いた高品質ペロブスカイト薄膜形成、n型有機半導体の表面偏析による電子輸送層形成を組み合わせることで、正孔輸送層・ペロブスカイト層・電子輸送層を一括形成する技術の考え方と研究開発の進展を解説する。

  1. ペロブスカイト太陽電池の基礎・デバイス構造
    1. ペロブスカイト太陽電池の特徴
    2. 基本的なデバイス構造
      • ナノ構造型
      • 順構造型
      • 逆構造型
    3. ペロブスカイト薄膜の成膜技術
      • 2段階法
      • 1段階法 (貧溶媒滴下法・貧溶媒滴下を用いない成膜法)
  2. 正孔輸送層 – ペロブスカイト層一括成膜
    1. 逆構造型PSCの正孔輸送材料
    2. 自己組織化正孔輸送層の課題
    3. 正孔輸送層とペロブスカイト層の同時形成
  3. ペロブスカイト層 – 電子輸送層一括成膜
    1. 自己偏析現象の考え方
    2. 逆構造型PSCの電子輸送材料
    3. 混合溶媒設計の重要性
    4. ペロブスカイト層と電子輸送層の同時形成
  4. 正孔輸送層 – ペロブスカイト層 – 電子輸送層の一括成膜
    1. 多層一括成膜の基本概念
    2. 表面偏析の制御技術
    3. 添加剤による高効率化
    4. バーコート法による多層一括成膜太陽電池
    • 質疑応答

第3部 高効率ペロブスカイト太陽電池の最新技術開発動向:第二世代と第三世代の実現に向けて

(2026年9月28日 14:40〜16:10)

 経済安全保障やエネルギー安全保障の観点から、原料まで含めてリスク国に依存しないペロブスカイト太陽電池 (PSC) に期待が集まっている。わが国では第7次エネルギー基本計画において、PSCを2040年までに20ギガワット導入するという目標が立てられ、官民一体となって普及促進が図られている。  PSCは、有機金属ハライドペロブスカイト光吸収層に電子輸送層と正孔輸送層の厚さを加えても1マイクロメータに満たない薄さであり、結晶シリコン太陽電池と比べると100分の1以下の厚さである。基板としてポリマーフィルムや薄層ガラスが使用できて劇的な軽量化も可能である。このためPSCは、従来の結晶シリコン太陽電池では設置が困難であった電力を使用する場所にオンサイトで設置できる「どこでも太陽電池」になる。PSCのように軽量かつ高性能の次世代型太陽電池によるオンサイトでの発電に対する潜在的な需要を掘り起こすことができれば、日本の再生可能エネルギー電力の上積みも期待できる。  ただし、現在の技術で実用化されようとしているPSCは初期型の「第1世代」であり、変換効率 (PCE) は15%程度で耐久性は10年程度である。今後はPCE 20%超、耐久性も20年以上となる「第2世代」やPCE 30%を超えるオールペロブスカイトタンデムを含む「第3世代」のPSCが必要である。  本講演では、この第2世代と第3世代のPSCに関連する研究を紹介する。

受講料

  • 1名様: 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
  • 複数名: 50,000円(税別) / 55,000円(税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 200,000円(税別) / 220,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 230,000円(税別) / 253,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

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